「幸運を祈る」と書かれたカードが不運を呼んでしまった
先進国では不法移民の流入に頭を悩ませており、入国管理も厳しくなりつつあります。
メキシコから観光名目でやってきた男性が、イギリスのマンチェスター空港に到着しました。
ところが就労目的のための不法入国であると却下されてしまったのですが、発覚した理由は彼の所持していた一枚のカードが原因だったのです。
ロサンゼルスから到着した彼は、入国管理局にパスポートを見せ、短期滞在だと伝えました。
レストランをオープンした友人を訪ねることを説明したのですが、局員は怪しいとにらみ持ち物を調べたところ、カードが出てきました。
その書かれていた内容は「英国での新しい生活に幸運を」というものだったそうです。
カードのほかにはメキシコ料理のレシピなどが出てきたそうです。
このグッドラックカードが決め手となり、短期滞在ではないことを認めざるを得なくなったようです。生活が落ちついたら、家族をアメリカらから呼び寄せるつもりだったと供述しています。
イギリスでは不法労働者を容易に入国させないという姿勢で、ルールを守らずに入国すると送り返すと伝えています。
しかし幸運カードが悪運カードとなってしまうなんて皮肉な運命と言えます。
まさか贈った人も夢に思わなかったことでしょう。
BBC NEWS | England | The worst 'good luck' card ever?より
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掌編