2009年03月19日 13:32

いよいよ判決、実の娘を24年間監禁し自分の子を7人産ませた男の裁判…欧米人の反応は

 
ヨーゼフ・フリッツル

昨年、オーストリアで父親が実の娘を24年間も地下に監禁し、自分の子供を生ませていたという世界中を驚かせたショッキングなニュースは記憶に新しいと思います。

7人も自分の子供を生ませ、1人は生まれて間もなくすぐ亡くなり、3人は自分の子として育て、さらに3人は地下室に娘といっしょに監禁していたという、おぞましい父親の裁判が始まっています。

日本では第一報以降、それほどニュースとして扱われていませんが、今週裁判の判決が出るため、欧米ではかなり注目を浴びています。

海外サイトでの反応を含めてご紹介します。

2008年の4月に明るみに出た事件ですが、現在42歳になるエリザベス・フリッツルさんが18歳のときに実の父親ヨーゼフ・フリッツルに地下に閉じ込められ、24年間監禁され続けました。

警察や同居する妻へはエリザベスさんは行方不明になったと説明し、24年間連続的に身体的かつ性的な暴行、レイプを繰り返し、7人の子供を生む結果となっています。

yozefu2

エリザベスさんが産んだ7人のうちの1人は生後すぐに亡くなり、3人はメモと一緒に行方不明のエリザベスさんがドアの外に置き去りしていったと、ヨーゼフが妻ローズマリーに説明し、疑われることもなく育てられました。

残りの3人、19歳の娘、18歳の息子、5歳の息子は生まれてから一度も太陽を見ることなく地下で監禁されていました。19歳の娘が栄養失調や酸素不足のために重体に陥り、母親のエリザベスさんが病院へ連れていくということを主張したことから事件が明るみに出たのです。

そしてヨーゼフ・フリッツルは即刻逮捕され、世界中に知れ渡るニュースとなりました。

今回の裁判でヨーゼフは、監禁、強姦、殺人を含むすべての罪状を認めていますが、当初は殺人や地下での子供たちへの扱いに対しては無罪を主張していました。

ところがエリザベスさんの証言を見た後、一転してすべての罪状を認めたのです。

証言はビデオで行われましたが、裁判ではエリザベスさんも入廷して自分自身のビデオを見たようです。

ヨーゼフ・フリッツルの弁護士は彼が2つの家族の面倒を見ようとしていたという弁護をしましたが、その後のエリザベスさんの証言で24年間の生活のひどさが浮き彫りとなりました。

1984年より24年間の監禁でレイプは3000回以上にもおよびました。彼女への虐待は11歳のころから始まり、警察に保護されるまで自由のない生活をしていたのです。

1984年の8月29日にエリザベスさんは、ドアの取り付けを手伝うため地下室に行くように言いつけられます。そのままヨーゼフによって力で倒され閉じ込められました。翌日ヨーゼフはチェーンを持って戻り、彼女をレイプしたのです。

その監禁室での様子は写真でしかわからないものでしたが、証言による真実がいろいろ出てきました。

常にネズミがはびこり、空調の悪さから湿気がひどく呼吸は切れてあえぎ、長くは動き回れない状態だったようです。

電気は頻繁に切れ、ひどいときには10日も切れていたそうです。新鮮ではない食糧はすぐに不足し、ヨーゼフがいつ配給に現れるのか分からないことから、エリザベスさんは常にうまく分配しなければならなかったようです。

監禁室にいたときは、恐怖、鬱の状態に常にさらされ、たびたび自殺したくなったそうです。

最初の数ヶ月は時計もなく時間が全くわからなかったそうで、鎖でつながれていたそうです。性的なおもちゃを持ってきては暴力的な行為に何時間も及び怪我することもあったそうですが、何の治療も受けさせてもらえなかったそうです。

そして常に服従しないとひどい目に遭うと脅されていました。自分がいなければ生きていけないことを何度も示し、戻ってこないと脅すこともありました。精神的に追い詰められ、妊娠中はとくに不安定になったそうです。医療的な助けは何も得られず、妊娠するたびに恐怖でいっぱいだったようです。

湿気と結露もひどく、夏はサウナのようになり、ひどい生活条件の下でたびたび病気になったそうです。ヨーゼフが持ってきたのは咳止めと痛み止めだけだったと言います。妊娠したときのストレスでとても死にたくなったそうです。

バインダー

裁判にはバインダーで顔を隠して出てきたヨーゼフですが、その他にも、自分の母親も死ぬ間際まで監禁していたことなど、後から判明したことも多いようです。

筆舌に尽くしがたいこの父親の犯行の全貌が明るみにでるほど、当然ながら欧米でも大騒ぎとなっています。

コメントを抜粋してご紹介します。

・顔を隠している理由は自分がしたことを悪いと思っているからでしょう?どんな言い訳も考慮されるべきじゃない。

・純粋なサイコだ、良心のかけらもない。

・読めば読むほどに気分が悪くなり、エリザベスに同情をしてしまう。何が恐ろしいかというと、殺人罪が適用されなければ6〜10年で出てきてしまうことだ。オーストリアの近親相姦罪の最高刑が1年というのが信じられない。10年もすれば新しいアイデンティティを与えられて出てくるでしょう。彼の弁護士が彼を怪物と思わないとしたら、彼もクライアントと同様に病気なんでしょう。

・気分の悪くなる話だ。どうやってそんなに長く知られないでいたんだ?29年にも及ぶ虐待で、24年も地下室ときた。この女性と子供のことを祈っているよ。なんとか未来に喜びや楽しみがあるようにね。

・この怪物にはどんな罰でも軽すぎる。地獄で腐っていきますように。

・こういうやつが自分の母親のせいにするたびにイライラする。世の中にはひどい育ち方をした人は多く、彼のケースはそこまでひどいわけでない。

・どうして顔を隠すことが許されているんだ?顔を出せよ、臆病者。

・あんな悪魔を保護してやる必要があるのか。

・娘と同じ苦しみを与えるべき。他のどんな刑罰も軽すぎる。彼にも窓のない監禁室で、いつ食べ物が来るとも知れず、誰も戻ってこないかもしれない思いをさせるんだ。この男のひどさを表現する言葉がない。

・これから死ぬまで地下室にいるべきだ。

・人間が苦しんでいるのを見ていられることが信じられない。ナチの集中キャンプかい。想像するよりはるかに人間はひどいことができるのかもしれない。フリッツルはその純粋な例である。

・あまりにひどい犯罪すぎる。彼女たちがいつが幸せになりますように。

・こんなやつが社会に何かの価値があるとは、誰に言われたとしても思わない。

・これに耐えてきたエリザベスを尊敬する。

・この汚い悪魔のような男を閉じ込めて、絶対に生きて苦しい思いをさせるのよ。

・想像を絶する。この女性は乗り越えられないだろうし、男は死ぬまで監禁すべき。

・この話をかき回す必要もないし、詳細もいらない。彼をすぐ監禁して裁判の費用を削ろう。

・彼が認否する必要もない、証拠はすべてあるのだから。

・読んでいるだけで涙がこぼれる。エリザベスとその子供たちに対して大きな悲しみを感じてしまう。こんなことが本当に起こっていたということが信じられない。

・詳細を読むに耐えなかった。

・私の憎しみを表現する言葉もない。彼が終身刑でなかったら、エリザベスに対する冒涜だ。

・エリザベスの勇気をたたえる言葉が見つからない。祈っておきます。

・こんなことを人間ができるということに落ち込むよ。

・こいつは悪魔だ。

・自分の作った地下室で過ごさせるべきだね。

・地獄へ落ちるべき。

・近親相姦罪が1年?世界はおかしくなったのかい?

・そんなひどいなかで24年間も生き抜いたのは勇敢だったように思う。

・あまりにひどくて読むのがつらい話だ。人間はどこまで堕ちられるんだ。

・24年中15年はシャワーがあったとして犯罪の重さにどう関係するんだ。女性を24年の監禁、少女を19年の監禁、少年を17年の監禁、もう一人の少年を5年の監禁、さらに女性を3000回以上の強姦、飢えさせかけ、暗闇に数日放置し、女性の子供を3人も盗み、1人は殺し、性的な暴力で怪我をさせ、出産を一人でさせた男だ。怪物と呼ぶのにふさわしい。

・エリザベスと子供を思うと悲しくなる。今後の生涯をカウンセリングや何も心配事がないようにしてあげて欲しい。

・彼女たちが幸せになりますように。ヨーゼフが地獄で腐っていきますように。

・この男が理由でオーストリアには行きたくなくなった。

・血が煮えたぎるほど怒りを覚える。

あふれるほどのコメントです。

人権先進国であるオーストリアは5〜15年で犯罪歴の削除ができるため、娘の失踪や不審な養子の際に、過去に性犯罪の前科をもつヨーゼフに捜査の手が伸びなかったとオーストリアのメディアは報じています。

性犯罪に対する処罰を重くすべきではないかと議論が沸き起こっているようですが…。

判決は金曜日です。どのような結果になるのでしょうか。

Fritzl-Prozess | kurier.atより

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