取材 環境問題 / zeronpa / URL
2009年04月06日 20:31

無料で巡回する次世代電気バス「丸の内シャトル」は音がかっこよかった!

 
丸の内シャトル02

トヨタ・プリウスやホンダ・インサイトが話題を集めるこの頃ですが、最近では乗用車だけではなく、バスなどの大型車両でもハイブリッド車が登場しています。

東京駅の前にある丸の内・大手町・有楽町地区では「丸の内シャトル」という無料バスが15分間隔で巡回しています。

なんで無料なのかというと、周回ルート沿線の企業・施設の協賛金で賄ってるためだそうです。

利用したことは無かったのですが、ガスタービン・エンジン搭載の電気バスなのだと聞いて、どんなものかと乗ってきました。

丸の内シャトルバスでは電気バスのことをEVバス(Hinomaru EV-[0-9]+)と呼んでいるのですが、実際はガスタービンで発電してモーターを動かして走るハイブリッド・バス。小型軽量のガスタービンのメリットと、加速減につよいモーターのメリットを活かしたモノになっています。だから、省エネ・低公害なのです。

…ややこしくて、よく分からないですね。

要は、丸の内シャトルだと次世代の電気自動車の乗り心地を味わえちゃうと言うわけです!

丸の内シャトル00

丸の内とつくだけに、東京駅周辺をぐるぐると周回しています。バス停は目立たない形状なのですが、路線上は数百メートル置きにありました。新丸ビル周辺で乗ってみることにします。

丸の内シャトル01

しばらく待っていると、すぐにそれらしきバスがやってきて乗る事に。丸の内をぐるっと半周して30分(通常コース)。

しかし、低床バスではあるのですが、どうも乗り心地が普通のバスと変わり映えしないような。しかもウェブページにある写真とどうも形が違う…疑問に思いつつも、その日は帰宅。

帰ってから検索して確認すると、丸の内シャトルバスではEVバスを2台、バックアップ用のディーゼルバスを1台、合計3台で運航していて、乗ったのはメンテナンス/修理時のバックアップ用のディーゼル車。わざわざ乗りに行ったのにハズレを引いたのでした…。

丸の内シャトル02

後日、改めて乗り直し。

何度もウェブページ掲載の写真と同じ車体か確認し、目的のEVバスだと確認。

丸の内シャトル03

でかでかとリサイクルマークも書いてあるし、「このバスは、環境にやさしい電気バスです」とも書いてあるので間違いないです。

EVバスの横に回るとすぐ気づくのですが、音が『きゅぃぃ〜ん』なのですよね、『きゅぃぃ〜ん』

飛行機のアレです。ガスタービンのアレです。良い子のエンジン音、『きゅぃぃ〜ん』です。

全然、普通のバスとは違います。

丸の内シャトル04

バスが通りすぎるときに、『きゅぃぃ〜ん』という音が聞こえるのが分かると思います。省騒音車なので、大音量ではないですけどね。

YouTube - 丸の内シャトルバス

映像はこちら。音は小さいですが、飛行機のような音がしているのが分かるでしょうか。

共同開発は東京電力と日の丸自動車興行になっていますが、ウェブページのバスの紹介によるとアメリカ・キャプストン社製マイクロガスタービンを使ってニュージーランド・デザインライン社が製作したようです。ニュージーランドでは、同社製のEVバスがかなり走行しているみたいです。

丸の内シャトル05

排気ガスが高熱になるためか、通常のバスと違い屋根の上に排気管が出ているようで、周辺の空気が揺れて見えます。写真ではちょっと分かりづらいかも。無料バスということですが、多くの企業が協賛していますね。

丸の内シャトル07

中身は普通のローステップ・バス。長距離を運行しているわけではなく、丸の内の中をぐるぐる回っているだけですが、乗り心地も快適です。あの『きゅぃぃ〜ん』というエンジン音が車内にも響いてくるし、電気のモーターが動力源なので、ミッションの切り替え時のカクっとトルクが抜ける感覚がありません。エンジン音も速度や加速減に関わらず常に一定。中々の未来感覚で乗れます。

公式ページによれば、ディーゼルエンジンバスに対して市街地走行では燃費もよく、NOxは1/5、HCは1/3、COは1/10、PMは1/3と低公害になっていますが、一説には通常のバスの2倍以上のコストがかかるために普及には至っていないようです。

原油価格は一時よりはかなり落ちたとは言え、まだまだ2004年以前と比べると高い水準で、長期的にはエネルギー価格の高騰は避けられないでしょう。将来のエネルギー危機に備えるという意味で、EVバスのような新技術は重要ですが、利用者や協賛者がいないと開発が進まないのも現実です。

一般の交通機関利用者ができることは余り無いですが、丸の内シャトルバスに注目することで、省エネ技術の開発や導入を検討している企業や研究機関をサポートする事ができるかも知れません。

『きゅぃぃ〜ん』という音がするバスに乗るだけで、十分、日曜日を使う価値があると思います。

お子様を連れて行ったらきっと大喜びではないでしょうか。

※画像をクリックして大きな画像
丸の内シャトル06

執筆時点での丸の内シャトルバスは以上の路線で運航されていましたが、ちょっと乗ってみようかなと言う人は、実際の運航を丸の内シャトルの公式ページで確認した上でご利用ください。

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