今月28日公開の映画「スター・トレック」の試写会に行ってきました
今月28日に公開される映画、「STAR TREK」(スター・トレック)のジャパンプレミア試写会が昨日12日に新宿ミラノ1で行われました。
運良く試写会キャンペーンに当たり観に行ったのですが、これが凄い完成度! スタートレックファンの偏った感想で申し訳ないですが、ネタバレしない程度にご紹介します。
劇場前に設置された謎のテント
スター・トレックはアメリカで1966年に生まれ、歴史のあるSF好きなら誰でも知っているSFタイトル。テレビでは5シリーズ、全約700話も放送されたまさに超大作。個人的にはもの凄く大好きなタイトルです。
今回の映画は一番最初の、日本では「宇宙大作戦」というタイトルで放送されたシリーズがベースになっているのですが、単なるリメイクではなく、全く新しいストーリーに仕上がっています。
今回の映画の監督は、ミッションインポッシブル3、LOSTを指揮したJ.J.エイブラムス監督。そのせいかどうかはわかりませんが、内容はとてもスピーディーで迫力があり、あっという間に時間が過ぎ去る濃厚な内容でした。
キャストは殆ど刷新されましたが、特に違和感はなく(むしろいいかも)、スポック役には初代スポックのレナード・ニモイも出演するという嬉しい演出が。
エンタープライズ号は元のデザインを極端に変えずに、しかし細部に渡り最新のデザインをうまく取り入れていて、古くささは全然感じられません。
※テレビの最新シリーズでこの船が登場した時は、レトロなデザインのままなのにアーチャーが「凄いテクノロジーだ…」みたいな事を言っていてもの凄い違和感を感じていただけに、今回はかなり良い意味で裏切られました。
今までのシリーズと絡んだシーンや演出も随所にちりばめられていて、ファンだけがわかる演出についついニヤニヤしてしまいます。
夢中であっという間にエンディングを迎えてふと横を見ると、買った飲み物に1口も付けないまま氷が全部溶けていました…。映画に夢中で、買ったことすら忘れていたようです。
ただ、ちょっと残念というか仕方ないのは、初心者への配慮。 舞台挨拶では、スタートレックを知らない方でも楽しめると言っていましたが、それはちょっと厳しい気がしました。
確かに派手なアクションや演出は楽しめると思うのですが、ファンなら知ってて当たり前の事が本当に当たり前のように出てくるので、初心者だと、序盤は設定を探るのに苦労すると思います。 このシリーズ、良くも悪くもSFなテクノロジーや設定を知ってて当たり前と言わんばかりに日常会話のごとく話すので、最初はとてもとっつきにくいんですね。(その分、理解すると一気にハマります。)
もし全然知らない方が見る場合は、次の事だけは覚えておくといいと思います。
・バルカンという種族がいる。人間が感情的であるのに対し、論理的で、感情を表に出さない。人間と一番最初にコンタクトした異星人で、共に惑星連邦という組織に属する。
・ロミュランという種族がいる。バルカンと祖先は同じで身体的特徴、言葉はほぼ同じだが、感情的。人間やバルカンとの関係は良くない。
とりあえずこの2点でしょうか。意外に少ないです。
前作ネメシスに比べると、楽しむために必要な予備知識がグッと減っているので、全くスタートレックを知らない妻を連れて行く身としてはありがたい限りです。
ところでこの映画、全米では今月8日に公開され、既に興行売り上げは70億円を超える大ヒットなのだとか。
このヒットをきっかけに、また新しいテレビシリーズが始まったら嬉しいですね。(できればもっと未来の話で…)
とりあえずこの映画、SF好きの方は特にオススメです。
ぜひ周りの人も巻き込んで、どっぷりとスタートレックの世界にはまりましょう。
予告編や詳細は以下から。
スター・トレック オフィシャルページ(パラマウント・ジャパン)
初めて見てはまった方は、E2スカパーやケーブルテレビの「Super!dramaTV」チャンネルでテレビシリーズを放送していますので、こちらもぜひ見てみて下さい。
セレモニーで謎のテントの中から出現したUSSエンタープライズ号
試写会前のセレモニーは、キャストや監督、芸能人も大勢登場する盛大なセレモニーでした。その時の様子もお伝えしたいのですが、大人の事情でお見せできないのが残念です。
※ちなみに私は、新スタートレック、ディープスペースナイン、ヴォイジャー、エンタープライズの全約620話と、初回のシリーズ30話くらいと、映画はネメシスくらいしか見ていないにわかファンです。
トレッキー(スタートレックのコアなファンの総称)の方々から見ると、おかしな事を書いているかもしれませんので、もし何か妙な記述がありましたらご指摘下さい。
売り上げランキング: 52964
妙な組み合わせ?