世界最古、3万5千年前のビーナス像が発掘される…マンモスの牙に彫刻
ビーナスと言えば、ミロのビーナス像やビーナスの誕生などが有名な、愛と美を司る女神ですが、ドイツ南部のホーレ・フェルス洞窟で、世界最古となるビーナス像が発掘されたそうです。
3万5千年前にクロマニョン人が彫刻したとみられるビーナス像をご覧ください。
こちらがドイツで発掘された3万5千年前のビーナス像。(独チュービンゲン大学提供)
彫刻としても人類最古のもので、高さ6センチ、幅3.5センチ、重さ33グラム。
頭の部分はU字のリングになっており、ペンダントとして使われたのではないかと考察されています。また、大きな胸の下のおなかのあたりに手が伸び、指もちゃんと表現されています。
それにしてもグラマーというか…。
この地域に住んでいた人類がふくよかだったのか、彫刻技術や感性によるものなのか気になるところです。
マンモスの牙を当時の石器で削ったことを考えると、綺麗な丸みを帯びた乳房の表現などは見事ですね。
ちなみにクロマニョン人は、われわれ現代人と同じホモ=サピエンスに属し、直接の先祖であるというのが主流の学説だとのことです。
Ivory sculpture in Germany could be world's oldestより
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