老齢というのは何歳から? 調査により75歳からと判明
医学の進歩に伴い、日本を含む先進国では平均寿命が延びていますが、では老齢はいったい何歳からを言うのでしょうか。
それぞれの年齢グループ別に、どれくらいポジティブであるか、幸せであるかと言う意識調査をイギリスで行ったそうです。
調査によると60代や70代前半の人は比較的前向きですが、75歳以上になるとモノの見方が急に変わるとしています。
75歳から弱々しくなるというだけでなく、不機嫌で無作法になるそうです。
WRVSと言うチャリティグループが、どんなサービスがお年寄りに必要かを調査した結果によると、75歳以上の人々はかなりネガティブで気難しくなるということが判明したのです。
65歳から74歳の人々のうち、50%は自立していると答えていますが、それが75歳以上になると22%に落ち込みます。また、若者から役に立つとみなされているのは、75歳以上はたった25〜26%(65〜74歳は40%)だったそうです。
一番顕著なのが自分を弱いと考えているのは、75歳以上が78%だったのに対し、65〜74歳の人は30%だけでした。
幸福だと答えた75歳以上はたった24%(65〜74歳は42%)しかおらず、41%(65〜74歳は21%)が不機嫌、24%(65〜74歳は14%)が無礼であると答えています。
チャリティグループは老齢の人々に接する時間が長く、そこからわかることは他の世代の人は老齢の人々のことをもっと知るべきだと言う考えのようです。経営責任者のリン・ベリーさんによると、老齢の人々も他の年代のように機知に富み、知識や才能があるとのことです。
もちろん75歳からが老齢というのは目安ですが、若年層が思っているよりも老齢の時期は遅いということですね。
寿命の延長とともに、老齢と言える年齢はさらに上がっていくのかもしれません。
Old age starts at 75, says publicより
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