大富豪に成り上がる秘訣…億万長者になった657人を研究してわかった意外な共通点
億万長者と言われるような大金持ちは生まれるものなのか、作られるものなのか、どちらでしょうか。
超のつく裕福になった人たちの共通点とはいったい何なのでしょうか。そして自分が億万長者になるには、なにか秘訣があるのでしょうか。
運命は決まっているのか、それとも誰にでもチャンスはあるのか。
それを知るべく、どういった人が財を築き上げたのか、成功者たちのデータベースが解析されました。
自ら財を築いた657人の億万長者に焦点を当てたデータを調査してみたところ、面白い結果が出てきたようです。
まずかなりの割合の億万長者たちの両親は、数学に関連性のある仕事に就いていることがわかりました。
数値を自由自在に扱えると言うことは億万長者にとってはかなり重要で、数学に長けていると言うことは遺伝します。アメリカの億万長者たちの両親の最も共通する職業は、エンジニア、会計士、小さな起業家などだったようです。
そして億万長者は秋に生まれることが多いようです。12月生まれも多少いますが、秋生まれが特に多いそうです。
自分の力でのし上がった最近のアメリカの億万長者のリスト292人のうち、20%以上は大学へ全く行っていないか、中退であるという結果がでています。特にテクノロジーの部門ではその傾向が強く、例として、ビル・ゲイツ氏、スティーブ・ジョブズ氏、マイケル・デル氏、ラリー・エリソン氏、セオドア・ウェイト氏などが挙げられます。
ただし金融関係の仕事によって億万長者になった人は高学歴が多く、55%以上が学位を持ち、MBA(経営学修士)を持っているほぼ90%が、アイビーリーグと呼ばれる名門大学のハーバード大学、コロンビア大学、ペンシルバニア大学のウォートンスクールの3つのうちのいずれかで修士を得ているそうです。
また、エドワード・ランパート氏、ダニエル・オク氏、リチャード・ペリー氏など、少なくとも11人の最近の億万長者が初期のキャリアをゴールドマン・サックスで過ごしています。
そしてかなりの億万長者がキャリアの初期に大きな失敗をしています。製薬界の実業者であるランダル J. カーク氏は自分の失敗を振り返り、「成功には初期の失敗は欠かせない」とフォーブ誌に伝えています。
これらの特徴がをまとめると、以下のようになります。
・両親は数学に関係のある職業に就いていた
・誕生日は9月生まれが多い
過去3年間の自分でのし上がった億万長者380人のうち、42人が9月生まれだそうです。
・技術系の大物は大学を中退
進学のガイダンスで言われるのとは別に、成功するのに大学へ行く必要はないようです。
・スカルアンドボーン出身
異彩を放つこのイェール大学の秘密結社の会員、あるいは過去に会員だった人は多いようです。代表に投資家のエドワード・ランパート氏、スティーブン・シュワルツマン氏、フレデリック・スミス氏などがいます。
・ゴールドマンサックス出身
金融系の億万長者の実に68%がゴールドマン・サックスに何かしら関わっていました。
・名門校からのMBA
名門校で修士を取ることが成功の保証にはなりませんが、それでもハーバードからMBAを取ったものの32人が億万長者に、他の名門校から33人が億万長者になっている事実もあります。
・失敗
「初期に経験した失敗は成功につながる」とは成功したものが辛らつなまでに主張することのようです。
これらのことを知ったところで大富豪になれるかというと、それはまた疑問がありますが、知っておいて損はないと思われます。
知って自分はダメだとあきらめるか、自分だってなれると思うのか、そこが分かれ道なのかもしれません。
Billionaire-Clusters: Personal Finance News from Yahoo! Financeより
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