ぼこぼこ沸き立つ巨大な泥…アゼルバイジャンの泥火山

火山と聞くと、噴火する山や赤く燃えるマグマの姿を連想しますが、泥や粘土が地表や海底にボコボコ噴出する
場所はユネスコ世界遺産にも登録された、アゼルバイジャンのコブスタン国立保護区。
カスピ海に面したこの地には古代の彫刻物群や泥火山が数多くあるそうですが、地球上で確認されている700個の泥火山のうち、実に300個がコブスタンおよびカスピ海に存在するそうです。

泥から大きなぼこっと泡が噴出。
泥火山と名付けられていますが、必ずしも火山活動と関係あるわけではなく、地中のガスが噴き出している現象だそうです。

牧歌的な沼地とは似つかわしくない沸き立つ泥。

何かが産まれてきそうな半球状のふくらみ。

こんな光景が数百と点在するそうです。
アゼルバイジャンはあまりなじみがないかもしれませんが、1991年に旧ソビエトから独立し、北はロシア、南はイランに面した小さな国。人口は900万人弱。

世界遺産のコブスタン国立保護区には60万点におよぶ岩絵が残っており、5千年〜2万年前の先史時代の人類の生活する姿を伝えているそうです。
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