2009年08月28日 19:12

デスクとルームランナーの合体は本当に理想的なのか…実際に試してわかったその効果

 


先日らばQでお伝えした「仕事中にルームランナー、ジョークではなく本気で導入している会社」という記事を読んで、デスクワークで忙しいと全然運動できないから、これはいいかもしれないな…と思った方は多いのではないでしょうか。

私も運動不足だし脂肪分がとても気になるので、実際にやってみるとどうなのかと、体を張って試してみました。そこでわかったメリットとデメリットを、あわせてどうぞ。


と言う訳で、色々悩んでまずはトレッドミル(ルームランナー)を購入しました。すごくでかくて邪魔で、畳1畳分くらい占有します。一応折りたためますが、半畳くらいになる程度。
あっ、僕のスニーカー履かないで…。

Horizon Fitness TI-22

これはちょっと高いけど、ランニングも出来る本格タイプ。時速16km/hまでの速度を出すことができて、傾斜も10度までつけられます。しかも電動でスイッチ一つ。
スポーツジムとかにあってもおかしくなさそうな感じです。

ただ猛烈に高い。でもこのくらい出すと、買ったからには途中で投げ出せない!という心理的効果があります。あると信じたい。

リビングにはあまりにも邪魔くさかったので、屋根裏に移動。ちょっと散らかってますね。
引っ越し屋さんに移動をお願いしたのですが、総重量100kgくらいあるので死にそうになってました…。申し訳ないです。

とりあえずランニング中にDVDとテレビを見れるようにして設置完了。
走りすぎてよろめくと、右側の穴から1階に転落するという恐怖仕様です。誰得…。

さあそして、いよいよデスク化しました。
ご覧あれ!(ババーン!)

ホームセンターで適当に木材を買ってきて、ハンドル部分にデスクとなる棚板をマウント。テレビ用ディスプレイと、パソコン用ディスプレイをそれぞれ固定し、完成です。

これを見て、「バカじゃないか…」と思う人もいるでしょうが、実際その通りなので、さらりと受け入れてもらえると幸いです。

一応簡単に構成を説明すると…

パソコンはソニーの、VAIO TypeU。シリコンディスクなので衝撃に強く、ポータブルタイプなので場所を取りません。クレードルから外して使えるので、たまには本当に外走りたいなと思ったときは、取り外して持っていくことができます。
…したことないですけど。

マウスはバッファローのプレゼン用コードレスジャイロマウス。普通のマウスとしても使えますが、空中で振り回しても操作できる優れもの。
走っているときに空中で操作すると、激しい縦揺れにより、普通に使うより-50%くらい使いやすくなります。


そして防水タイプのキーボード。シリコン樹脂で覆われていて、ボタボタと汗が流れ落ちても大丈夫。いや、勝手に防水だと思ってるだけで、実際は違うのかもしれせんけど。ポクポクとした独特のキータッチがとても使いにくいなんて、口が裂けても言うつもりはありません。

運動の時にはVAAM!よくわからないけどとにかく凄いらしいエキスが脂肪の燃焼を助けるっぽい、と勝手に思いこんでいるので、とりあえず飲んでいます。
走っているとぬるくなってくるので、硬くならない保冷剤を下に敷いて寝かせると、いつまでも冷え冷えで美味しいのです。
まあ別にお茶でもジュースでもいいと思いますが、炭酸飲料は気管支に入って激しく吹き出す事があるのでオススメできません。(経験済み)


そしてモニター2台。左はビデオに繋がっていて、録り貯めた番組の消化に、右はパソコンに繋がっていて、はてなブックマークの秀逸なコメントを見てニヤニヤするのに大活躍。ブックマークが1つ付くまで走る!と心に決めたものの、全然付かなくて結局足が棒になるまで歩くはめになるという楽しみ方もありです。


ちなみにこれがトレッドミルの操作パネル。なんかカッコイイですね。
ベルトの傾斜角度、速度の一発設定ボタンや、うるさいだけで全然涼しくないファン、コース選択などのボタンがあります。

基本機能は押さえられていて、マニュアルコース、緩急の付いた何種類かのコース設定や、心拍計測機能、安全ストッパー、走行距離、走行時間、消費カロリーなどの表示も当然装備。まあ全く使ってないんですけどね。

更に、パネルの上には本を置けるようなスペースがあります。ノートパソコンを立てかけて置くことも可能。ネットジャンキー向けの気の利いた作りです。


とりあえずこれで、仕事環境としてはパーフェクト!
あとは実践あるのみです。果たして仕事の能率は上がるんでしょうか。ということで、しばらく使っていいところ悪いところをおおよそ把握しました。

貧乏揺すりがなおる

まあ走ってるから当然だとか言わないで下さい。

ご存じですか?貧乏揺すりって、体が運動不足で運動をしたくて本能的にやってるものなのです。いつも貧乏揺すりをしている人って、普段運動していない人が多い傾向にありませんか?

って僕が勝手にそう思ってるだけなんですけどね。

走ったり歩いたりしていると運動欲が満たされるのか、その後デスクに戻っても貧乏揺すりをしなくなりました。

デスクワークにはあまり支障がない

早歩き程度であれば、デスクワークをしながら歩くのはさほど苦ではありませんでした。

走行中は体が揺れているので、タイピングやマウスの操作の効率が悪くなりますが、元々デスクにいる時間の9割はだらだらネットを見ている僕には全く支障がありません。

そして仕事以外の事にあまり気が行きません。元の記事では「仕事に集中できる」とありますが、そうではなく歩行で疲れてくるので、仕事以外に他のことを考える余裕が無い状態なんじゃないかと思います。

電話が短くなる

これは意外な効果でした。歩行している時に電話に出ると、「ハァッ、ハァッ、○○です…。ハァッ」となってしまうため、相手が勝手に何かを察して、用件だけ伝えて電話を切ってくれます。そして更に本当に必要な時以外は連絡をくれなくなるので、時間が一層有意義に使えるようになりました。

ただ後日会ったとき、なぜかニヤニヤされるのが難点です。
あと、受話器が汗でびちょびちょになっちゃうけど、疲れてるのでそんな事はあまり気になりません。

デスクがぬるぬるしてくる

汗ばむ程度に歩いていると、デスクに汗が落ち、触れた場所がぬるぬるべとべとしてきます。まあしょうがないんですが、バスタオルをキーボードの手前に敷いておくと、かなり良い感じです。

終わった後が最高

大体いつも1時間ほど早歩きして終わるんですが、何が最高って終わった後の食事とビール!この世のものと思えないくらい旨いです。

せっかくの努力を思い切り台無しにしている感じがしなくもないですが、明日から我慢しようと心に決めればメンタル的には解決です。

で、痩せたのかと言うと…

聞かないで下さい。

 

…とまあ、色々ネタっぽくなってしまいましたが、普段全然運動する機会の無い人には、意外と良さそうな印象を受けました。

多忙な時は仕事に集中できないのでやりませんが、比較的余裕のあるときや、沢山ある資料に目を通してる時などにはかなりいいです。
あまりタイピングやマウス操作を必要としない仕事をまとめて、ウォーキングしながらこなすようにスケジューリングすると、長く続けやすいと思います。

デスクワーク中心で、日頃から運動不足で、トレッドミルを置くスペースがあって、忙しくて普段スポーツジムに通ったり運動する機会が少なくて、デスクのそばにシャワールームとビールが用意できる方には激しくオススメです。

…ってそんな人は一体どれだけいるんでしょうね?

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