ビールを飲むと、歯や骨が丈夫になるとの研究結果…スペイン
仕事が終わったあとの一杯のビールの美味しさは何ものにも変えがたいものがありますが、そのビールが実は女性の歯や骨を丈夫にするようです。
ビールを飲む言い訳が増えそうな、そんな新しい研究結果が発表されました。
スペインの研究チームは、適量ならビールを飲むことは女性の骨密度を高めるのに役立つと発表しました。
骨の強度は中年に近づくにつれ弱まっていき、女性の場合、女性ホルモンの分泌が減るために、閉経後からそれが顕著になっていきます。
スペインのエクストラマドゥーラ大学では、閉経直前の女性811人、閉経中の女性176人を含む、健康的な女性を1697名について調査したそうです。
喫煙の有無や、普段のアルコール、カフェインや栄養剤などの摂取量についての質問事項にまず答えてもらい、超音波での骨密度の検査を行いました。
その結果、ビールを習慣的に飲んでいる女性のほうが、ビールを飲まない、あるいはワインを飲むと言う女性より、骨密度が高い結果が出たのです。
ビールに含まれる植物性エストロゲンが骨密度を高くする原因ではないかと報告されていますが、この植物エストロゲンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをするため、閉経に伴う分泌の低下を補充する役目をしているかもしれないとのことです。
以前の調査ではアルコールの摂取量が多量の場合は、骨を弱くするとの結果が出ていることから、あくまで適量の摂取を勧めています。
というわけで、年配女性は適度にビールを飲むことで、歯や骨の健康に繋がるようですが…。
ええと…。
男性や若い女性向けにも、何かビールを飲む言い訳は無いものでしょうか。
arc :: Moderate beer consumption linked to improved bone strength