巨大な石柱が立ち並ぶ圧巻の光景…シベリアの石の森
樺太から近い東シベリアのこの街は、夏は30度を超え、厳寒期にはマイナス50〜60度まで下がるそうです。
そのヤフーツクを走るレナ川を140km程上流に行くと、数キロにわたる高さ150メートルの奇妙な岩の柱を見ることができます。
"石の森"とも呼ばれるレナの石柱をご覧ください。
(9/24)追記:当初表題を「レンスク柱状節理」としていましたが、柱状節理というのは誤りで、石灰岩の浸食により形成された岩石で、おそらく「カルスト地形」ではないかとのことです。カルスト地形は中国の桂林や石林、日本で言えば山口県の秋吉台などに見られるそうです。
ご指摘くださった方、どうもありがとうございます。
ヤクーツクは1632年にコサックが東シベリアへと入植し、砦を建設したのが始まりだそうです。
海へと流れる巨大なレナ川は、厳寒期には凍りついて天然の道路となります。
柱状節理は玄武岩質の岩石によく見られ、マグマの冷却面と垂直に発達するそうです。
夏場はクルージング船が運航し、欧米などを中心とした観光客でにぎわいます。
極東の毛皮交易の拠点を起源とするヤクーツクですが、その後、金を含む金属や、世界の天然ダイヤの20%近くを産出するダイヤモンド鉱山の開発拠点として発展したそうです。
以前ご紹介した、「アルメニアの柱状節理」はこちら。
女三人のシベリア鉄道
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森 まゆみ
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旅行に書生を伴った発想が素晴らしい紀行文と作家論が半々の内容