2009年09月21日 12:17

巨大な石柱が立ち並ぶ圧巻の光景…シベリアの石の森

 

レナの石柱00
ロシア連邦に属するサハ共和国の首都、ヤクーツク。

樺太から近い東シベリアのこの街は、夏は30度を超え、厳寒期にはマイナス50〜60度まで下がるそうです。

そのヤフーツクを走るレナ川を140km程上流に行くと、数キロにわたる高さ150メートルの奇妙な岩の柱を見ることができます。

"石の森"とも呼ばれるレナの石柱をご覧ください。

(9/24)追記:当初表題を「レンスク柱状節理」としていましたが、柱状節理というのは誤りで、石灰岩の浸食により形成された岩石で、おそらく「カルスト地形」ではないかとのことです。カルスト地形は中国の桂林や石林、日本で言えば山口県の秋吉台などに見られるそうです。
ご指摘くださった方、どうもありがとうございます。

ヤクーツク
ヤクーツク - Wikipedia

レナの石柱01
ヤクーツクは1632年にコサックが東シベリアへと入植し、砦を建設したのが始まりだそうです。

レナの石柱02
まさに石の森と呼ぶにふさわしい光景。

レナの石柱03
北極海へと流れる巨大なレナ川。

レナの石柱04
ところどころ凍りついた石柱。

レナの石柱05
息をのむような天然の配色。

レナの石柱06
海へと流れる巨大なレナ川は、厳寒期には凍りついて天然の道路となります。

レナの石柱07
柱状節理は玄武岩質の岩石によく見られ、マグマの冷却面と垂直に発達するそうです。

レナの石柱08
サーモンもこのサイズ。

レナの石柱09
夏場はクルージング船が運航し、欧米などを中心とした観光客でにぎわいます。

レナの石柱10
自然が造り出したとはおもえない、圧巻の石柱群。

極東の毛皮交易の拠点を起源とするヤクーツクですが、その後、金を含む金属や、世界の天然ダイヤの20%近くを産出するダイヤモンド鉱山の開発拠点として発展したそうです。

以前ご紹介した、「アルメニアの柱状節理」はこちら。

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