体外受精で妊娠した女性、手違いで赤の他人の子供だった
不妊治療として体外受精が利用されてから30年になりますが、日本でも1983年に成功して以来6万人が生まれたと言われています。
アメリカで体外受精を試みた夫婦がいるのですが、授かったと喜んだのもつかの間、女性の子宮内に移植された受精卵は、手違いによって赤の他人のものだと知らされたそうです。
不妊に悩む夫婦が、体外受精によって妊娠できたならば本来喜ばしいニュースなのですが、なんと妊娠した赤ちゃんは全く別の夫婦の子だったのです。
「人生で最悪の知らせであった」と言うショーンさんとキャロラインさん。
彼らに用意された選択は2つ。
1つは中絶で、もう1つは赤ちゃんが産まれたら本当の両親に渡す、と言うものでした。
そして中絶は彼らの宗教に反することから選択出来ず、事実上産んでその赤ちゃんを手放してしまうと言う選択しか残されていないとのことです。
すでにこの夫婦には3人の子供がいるのですが、2人目と3人目の間に10年も開きがあることと、キャロラインさんはこれ以上の妊娠は無理であると医師に告げられたことから、受精卵を5つ冷凍保存していたようです。
彼らがメディアに出たのは、こういった不幸な例が2度と起きないようにという願いからで、生まれてくる子供については、本当の両親に手渡したあとも常に気にかかるだろうと話しています。
仮にも人の命を扱っている以上、間違ったで済むような問題ではありませんが、倫理面や宗教上の問題が絡むため、話が余計に複雑になっていると言えるでしょう。
Woman implanted with wrong embryo to give birth - TODAY Health
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