無職男性、莫大な金銀財宝を掘り当てる…7世紀のイギリス七王国時代のもの
イギリスで55歳の男性が農地を掘っていたら、7世紀頃のアングロ・サクソン時代の財宝が出土したそうです。
使用されている金だけで5kgという、まさに目もくらむような金銀財宝を掘りあてたものの、その莫大な量を見て怖くなり、あわてて専門家に調査を依頼したとのことです。
イギリス中部のバーントウッドに住むテリー・ハーバートさんは、今年7月に近所の農地を金属探知機で調べていました。
18年前から金属探知を趣味にしていると言うテリーさんは、7月に財宝を発見、最初の5日間は自力で発掘していましたが、あまりの量に専門家に任せることにしたそうです。
これらの財宝は、7世紀頃にゲルマン系であるアングロ・サクソン人がイギリスへ侵入して建国し、7つの王国が覇を争った七王国時代のものとみられています。
日本で言うと聖徳太子や大化の改新の時代。当時の財宝がこれほど多く出土したのは初めてとのことです。
金5kg、銀2.5kgを含み、宝石や金銀細工、歴史的価値などから、推定額は莫大なものになるようです。
そのうちの半分はテリーさんのものとなるようで、イギリス版の徳川埋蔵金伝説は実在した、と言ったところでしょうか。
日本の場合は、文化財保護法によって歴史および芸術的価値の高い物は国の管轄になるため、発見者が受け取るのはわずかな報奨金のみとなる可能性が高いそうです。
Record: Hoard Of Ancient Gold Found In Field | Cogent Nirvana