「自分の中にある、ありったけの闘魂を写真にぶつけろ!!情熱の炎をデジタルで表現する方法」〜 Photoshop(フォトショップ)で広がる写真の世界
長きの交渉を経て、ようやくこぎ着けた契約でがっちりと交わした握手。とても素晴らしい写真ですが、本人たちの内に秘めたる情熱は、ぱっと見ただけではなかなか伝わりません。
そこでアドビのWebマガジン「DEKIMAGA」(デキマガ)から、フォトショップを使った、情熱の炎をデジタルで表現する方法をご紹介します。
このテクニックを使えば、ありきたりな社内報が格闘雑誌さながらの迫力ある誌面に生まれ変わる!?使いどころは意外と多そうです。
ちょっとやり過ぎな感にはこの際目をつむって、まずはその職人技の工程をご覧下さい。
今回使用する写真はこちら。
長い交渉でようやくまとまった契約、がっちりと交わした握手。最高の達成感を得た瞬間です。
この写真を、PhotoshopCS4 Extendedを使って、格闘技さながらの熱い闘志が燃え上がる写真にしてみましょう。
Step1.燃え上がる炎を描こう
まずは、ブラシツールの設定で、ブラシ形状を新たに作ります。楕円形のブラシで炎を描きます。この段階ではあんまり炎っぽくないですね。
書き上がったら左右を反転してコピーし、炎を2つ並べます。
Step2.炎に色をつける
続いて、炎に色をつけます。レイヤースタイルの設定で、炎の内側と外側にそれぞれ光彩をつけ、それらしい色合いに。後でさらに加工するので、この段階では多少不自然でも大丈夫。
Step3.人物だけを切り抜く
こんどは人物を写真から切り抜きます。クイック選択ツールで人物を選択し、微調整をして外側を黒く塗りつぶします。境界には白い背景が少し残るので、消しゴムツールで丁寧に消します。
Step4.人物の手前に炎を重ねる
最初に作った炎を、コピーして人物の上に重ねます。更に自由変形機能を使って、人物にちょうど合う大きさに調整します。
Step5.人物の背景に炎を合成し、微調整
更に人物の背景にも炎を重ねます。更にコピースタンプツールで炎を広げたり歪めたり、消しゴムツールで余計な炎を消して、より自然な炎に仕上げます。グッと炎らしくなりました。
Step6.火の粉を追加してより迫力をアップ
更にブラシで火の粉を足します。白いブラシで火の粉を描き、炎と同様に光彩を設定すると、迫力満点に!
同様に、左側の人物に青い炎を重ね、火の粉を書きましょう。
Step7.炎の反射、握手のオーラを描いて完成!
最後に、顔に炎の照り返しの色を重ね、握手の部分にオーラを描きます。これで完成!さらに余裕があるなら、背景に虎や龍を重ねてもカッコイイですね。
この構図、”新社長就任”とか、”契約獲得!”といった写真を撮って加工して、社内報や会社のWebサイトに載せるとカッコ良さそうです。
実際にやってみよう!
ここまでの手順は、アドビのWebマガジン「DEKIMAGA」でより詳しく具体的に解説されています。
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誰でもダウンロードできるPhotoshop CS4の体験版を使って、早速試してみましょう。
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カメラ好きな方、写真加工に興味がある方は必見。
Photoshopに興味のある方も、ぜひ一度ご覧下さい。
できた!をかなえるチュートリアルマガジン DEKIMAGA(デキマガ)
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