2009年11月26日 11:25

金持ちから盗んで貧乏人に配る"義賊"に、裁判が味方したケース

 

ロビンフッド
イギリスでは誰もが知っている伝説の物語「ロビン・フッド」。

ロビン・フッドは森に住むアウトローで、裕福な者から盗み貧困者たちに盗んだものを配ったとして知られる義賊です。

それを真似たかどうかは疑問ですが、ドイツで金持ちの口座から貧困者の口座へと、お金を移す銀行員がいました。

ディズニーなどで描かれるロビン・フッドを思わせるこの行為は、62歳の女性行員によって行われたそうで、1100万ドル(約9.6億円)もの金額を117名の貧窮した顧客に送金した罪で逮捕されました。

しかしボンの裁判では、この元銀行員に対して22ヶ月の執行猶予という甘い判決が下されたのです。

この女性は自分の懐にはお金を一銭も入れず、失職と損失の返金を迫られたことで十分な報いを受けたとして、裁判所が情状酌量の余地があると判断したようです。

この事件で返金できない客がいるため、銀行は150万ドル(約1.3億円)の損失を出しました。

この女性は出金可能な限度額を超えて顧客がお金を引き出せるようにしたとみられています。そして銀行からだけでなく、それを裕福な客からも回していたようです。

最高4年の禁固刑となる可能性もありましたが、告訴されてすぐに罪を認めたのも減刑された理由のようです。

日本で言うとねずみ小僧のようなこの行為、やはり本人は正義の味方のつもりだったのでしょうか。

自分のお金でそれが出来れば何の問題もなかったかもしれませんね。

BBC News - German 'Robin Hood' banker gets suspended sentence

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