タイに「メイド寿司屋」があると聞いたので、さっそく潜入してもらった
先日、タイに住んでる知人と話しているときのこと。
「タイで何か面白いネタとか無いかな?たとえば変わったお店とか」
「んー、メイド喫茶ならぬメイド寿司屋があったりはするけど」
「な、なんだってー!?」
※あまり知られてないかもしれませんが、タイ王国では日本ブームがブームを越えて文化になりつつあります。アニメのイベントも盛んなら、日本風の美少女ゲームを開発するタイ人が現れたり、アニメをモデルにした制服の高校が現われるなど、日本でもときおり話題になりますね。
……というわけで、タイ・バンコクに存在するという噂のメイド寿司屋「さざえ」に潜入(?)してもらいました。
こちらが店内。意外と言っては失礼ですが、かなり本格的なたたずまい。
マグロの解体ショーまでやってるとは!
なんでも、バンコクでは有名な日本人向け居酒屋「田舎っぺ」のグループ店舗で、さばいてるのはそこの親父さん。バンコク郊外の漁港からネタを直接仕入れる本格派。
こんな高級感あふれる店に、本当にメイドさんがいるのでしょうか。いやむしろ、いていいのでしょうか(汗)。
と言ってる間に…。
メイドさんキター!
スシ、タイ、メイドサン!(少し混乱中)
バンコクの日本人向け日本料理屋では、ちゃんとおしぼりが出てくるそうです。
「いらっしゃいませ、サワディーカー♪」
ノリで書いているわけではなく、バンコクの日本料理屋の女の子は客が来るとみんなこう言うんですって。(ちなみに男性が言うときはサワディーカップ)
おいしそうな寿司登場。
そしてメイドさんが後ろを向いた次の瞬間……。
特派員は信じられないものを目撃したっ。
この輪郭はもしかして!?
いや、もしかしなくても、どう見たってあの人…です…よね(ンガググ)。
でもここはタイ、気にしちゃいけないんですっ、見なかったことにしましょう(じゃんけんぽーん、ウフフフフ)。
板さんは硬派。
(1/18)追記:寿司屋では「板前さん」とは呼ばず、単に「職人さん」と言うそうです。教えてくださった方、ありがとうございます。
なんだか外国とは思えない店の作りですが、バンコクにはこういう日本食店が多いそうです。
タイ人の女性は恥ずかしがり屋さんが多くて、普通であれば写真を撮ろうとすると嫌われるはずなのですが、なぜか今回はノリノリだったようで……。、
メイド服には、文化や人間性すらも超越する何かがあるのでしょうか。
右の女性はアサヒビールのビアガールっぽい衣裳。
タイ人女性というと色黒のエキゾチックな印象があるかもしれませんが、色白なタイ人も多いとのことです。
知人経由で写真を提供してくださったのは、タイの日本語ニュースサイト「キャプローグ」のキャップさん。ありがとうございました。
キャップさんによると、地元のタイ人や西洋人も多数いらっしゃるお店だそうで、アメリカにあるようなスシバーとは違い、ちゃんとした日本のお寿司も世界に広がってようです。グループ店舗にはデリバリー寿司の「たま寿司」なんてのもあるとか。
お店の場所はスクムビット通りソイ26のパクソイ(ソイの入り口)。バンコクに行く機会のある人はどうぞ。ただしこのコスチュームは金曜から翌月曜までの週4日間だけの限定だそうです。
ちなみに、一時期話題に登ったタイのメイド喫茶の方はもう無いらしいです……。