クラシック音楽を聴かせたところ不良生徒の数が半減…でもその理由は
態度の悪い子どもを指導する際、何が効果的かは子どもや環境によって変わってきます。
イギリスの子どもがトラブルを重ねると、どこの学校でも当たり前のように"Detention"(居残り)の罰が待っており、1〜2時間ほど勉強させられたり、反省文を書かされたりします。
ところが、その居残り罰にクラシック音楽を使い始めたところ、罰を受ける生徒数が半減したと言うニュースがありました。
ウェストパークスクールのブライアン・ウォーカー校長は居残りの罰を受ける生徒に2時間半もの間、ヴェルディとモーツァルトを聴かせる方法を導入しました。
普通であれば反省文や同じ文字を何度も書くなどする居残りの罰ですが、その代わりにクラシック音楽を聴きながら校長先生のお気に入りの詩を書かせることにしたそうです。
すると4年前は50〜60人くらいのいたのが、20人にまで減ったと言うことで、このクラシック音楽方式の罰が大きな効果を上げています。
音楽が流れ出すと生徒は嫌がるそうですが、できるだけ曲はシンプルなものを選択し、お構いなしに音量は大きくしているとのことです。
面白いのはクラシック音楽そのものが生徒に好影響を与えているというよりも、この罰を嫌がっていると言う点。
体験した生徒は「2時間にもわたる音楽地獄」だと伝えているようで、二度と味わいたくないと感じるそうです。
確かに言われてみると、子どもの頃に音楽の授業で聴かされるクラシック音楽は、退屈で苦痛だったなんて人も多いのではないでしょうか。
情操教育に良いとされるクラシック音楽ですが、罰として使うというのは面白い手法と言えますね。
いっそ聞きわけの悪い子どもには、ひたすら演歌や親父ギャグを聞かせ続ける……というのはどうでしょうか。
Classical music proves to be a bad behaviour deterrent
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