一緒にお墓に入りたい…ペットと共に埋葬される飼い主が増加中
ペットを飼う者にとっては動物たちはかけがえのない家族であり、できるだけ一緒に過ごしたいと思う人は大勢います。
さらには、死んだときペットと一緒に葬られたいと言う人が増えており、新たなビジネスが生まれています。
古代エジプトのファラオの時代から、人間は葬られるときにはもっとも神聖で大事な動物たちと共に葬られてきましたが、現代になってその気持ちが呼び起されているようです。
人と動物と同時にお葬式をしてくれるところは多いようですが、一緒に土葬までしてくれるところはなかなかありません。
最近の土葬では自然に腐食するタイプの棺桶が流行ってきており、墓石を立てず、特に境界線の印が入っていないものも人気が出ているそうです。そのタイプは動物を一緒に埋めやすいため人気に拍車が掛かっていると言います。
ペット用の葬儀を扱うラリー氏は、「2003年にペットと飼い主の共有墓地を始めてから、すでに30人の飼い主をペットの横に眠りにつかせている」と語り、現在はさらに120人もの予約が入っているとのことです。
とある女性のケースでは、夫と彼女を死んだ犬の横に葬ってもらう予約に2800ポンド(約41万円)を支払っていると言い、大きなお葬式と比べるとペットと一緒の墓に入ることにそれほど大きな差額は無いと伝えているようです。
イギリスでは年間150万匹の犬や猫が死ぬそうで、30万匹が庭に、1000匹ほどがペット用墓地に、10万匹が個々に埋められ、残りは火葬されているとみられています。
30年〜40年くらい前には考えられなかった風習から考えると、飼い主たちのペットへの愛情の高まりが大きくなっていると言えそうです。
ペットは家族の一員と言う方には、理解しやすい傾向かもしれませんね。
Owners pay to be buried with their pets - Telegraph
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