薄毛を防ぐために心がけるべき大切なこと
薄毛に悩んだとき、知っておくべき大切なことをご存じですか?
1月25日発売の「暮しの手帖」2010年2月号に掲載された、特集記事の「うす毛のなやみ」。薄毛は本人にとってはとてもデリケートな問題なだけに、なかなか他人には相談できず、間違った対処でより悪化してしまう事も少なくありません。
そこで特集記事を指導した東田雪子氏の著書「育毛の真理」から、薄毛への正しい向き合い方、間違った対処について、知っておくべきポイントをご紹介します。
うす毛を防ぐために心がけるべき大切なこと
1)正しい洗髪
毛穴から出る皮脂は、髪や頭皮を守るなくてはならない大切な成分。しかし時間が経ち、皮脂が酸化するとそれは汚れとなります。
溜めすぎても落としすぎても髪や頭皮に良くないため、正しい洗髪を心がけることが薄毛を防ぐ上でとても重要です。
毎日洗髪する事は大切ですが、1日1回まで。1日に何度も洗髪をすると、必要以上に皮脂が落ちてしまい、かえって悪い結果を招きます。また、洗いすぎも禁物。長時間かけて洗ったり、ブラシや爪で頭皮をこすったり、髪だけをこすり洗いしてはいけませんし、だからといって揉むようにゆるく洗うのも、充分に汚れが取れずよくありません。
洗髪は、指の腹で頭皮をしっかりこするように洗います。そして洗う時間を30秒以内にとどめる事が大切です。
2)焦りは禁物
自分には関係ないだろうと思っている人ほど、いざ薄毛、脱毛を自覚すると、早急に改善したいという焦りから極端なケアを選択してしまいがち。誰にも相談できないまま育毛サロンを訪れ、冷静な判断ができないままそこでさも効果の高そう(に見える)高額な施術を受けた結果、何百万円もの出費にもかかわらず、症状が悪化した方の事例は少なくありません。
また、スーッとしたり、血流を促進するような作用の育毛剤、一昔前に流行った頭を叩くタイプの育毛剤の使用もよくありません。
まず、毎日の洗髪方法などを改善することが何よりも大切です。
その上で、必要に応じて頭皮の栄養補給を目的とした育毛剤などの力を借りて、ケアをしましょう。
3)悩みすぎてはいけない
ストレスは薄毛や脱毛の大きな原因です。産後や、大きなストレスによる一時的な症状が出る事は珍しい事ではありませんし、しばらくすると回復してくるものです。
しかしその症状を極度に気にしてしまうと、それが新たな不安、ストレスを生み出し、より症状を悪化させてしまいます。
大切なのは症状を正しく把握し、どうするべきか知ること。薄毛や脱毛についてきちんとした知識を持つ事で、結果的にストレスを緩和する事に繋がるのです。
〜 書籍「育毛の真理」より要約
この「育毛の真理」を執筆したのは、エステティシャンとしての経験を生かし、薄毛に悩む方への施術や商品の開発、執筆を行っている、東田雪子氏。
誰にも相談できず、不安に陥り失敗してしまいがちな薄毛への悩みを解きほぐしてくれる本書は人気が人気を呼び、今月には第六版目増刷分の販売が始まったのだとか。
東田雪子氏が一貫して伝えているのは、薄毛に悩む人が知っておくべき本当に基本的なこと。本書に書かれている事は至極もっともであり、読めば確かに…と肯ける内容ばかり。
読み進めていくと、薄毛への漠然とした不安が徐々に軽くなり、これから自分とどう向き合うべきか、どうしていくべきかが見えてきます。
しかしそれは裏を返すと、知らないでいる事がどれ程危ういかという事。もし薄毛に悩んでいるのであれば、一読しておくべき価値のある本ではないでしょうか。
育毛の真理 〜 東田雪子 著
発行 角川学芸出版 / 発売 角川グループパプリッシング
また著者東田雪子氏はその経験を活かし、各種ヘアケア製品を開発。(株)ルチアより販売されています。
詳細はルチアwebサイトから。