Googleがウィキペディアの運営団体に200万ドルを寄付…称賛の声も
昨今のGoogleは、本当に目を離せぬほど多様な方面に手を広げていますが、今度は非営利団体のウィキペディアに200万ドルを寄付したというニュースが入ってきました。
発覚した理由も、ウィキペディアの創始者ジミー・ウェールズ氏がTwitterでつぶやいたことによるもので、これまた今の時代を反映しています。
興味深いのは、Googleはグーグル・ノル"Google Knol"と言う、ウィキペディアの競合になりそうな知識共有サービスを公開してから日が浅いため、この寄付はノルをあきらめるとも考えられると声が上がっています。
これでウィキペディアがウェブ上で知識の中心となることを助長する形となりました。
この件を海外ではどう見ているのか、一部抜粋してコメントをご紹介します。
・すげぇGoogleの動きだね。GoogleのPRになるし、もちろんウィキペディアに貢献する人々の努力を助けることになる。
・単なる寄付で、何も他につながってないなら良いことだ。無料の情報は無料社会の隅石である。
・もうすぐ、グーグルぺディアのベータが出るんだろう?
・[要出典]
・Googleは資本主義がうまくいったときの見本で、ウィキペディアは共産主義がうまくいったときの見本である。
・それは君の言葉かい?人と共有しておく。
・久しぶりに賢い言葉を聞いた。
・Googleで検索をするときに最初に開くのは、ウィキペディアのリンクである。
・よかった、ウィキペディアは気に入ってる。
・じゃぁもうノルは死んだと思っていい?
・Googleは気前がとてもいいな。
・だけどウィキペディアはなぜ広告を出さないんだ?僕は構わないと思うがね。
・みんなウィキペディアには一人10ドルずつ寄付するべきだね。そうでなきゃ無料の情報をそう長く運営していられない。
・Googleが使った200万ドルの中で、一番賢い200万ドルだね。
・寄付するよりホストをするってのはどうかな。
・同じことをWikiLeaksにもしてほしい。
・もうGoogleは間違ったことができないんじゃないかと思い始めてる。
なかなかGoogleを絶賛する意見が多いようです。Googleの影響力ばかり強くなるのも不安を感じますが…。
確かにウィキペディアにお世話になっている人の数や有効性を考えると、広告が全くない運営は相当にきついと思われるので、上手な運営モデルが確立されることを期待します。
Google Gives $2 Million to Wikipedia's Foundation
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