見晴らしの良い豪邸を買ったはずが、わずか一週間後に庭が消失…イギリス
見晴らしの良い家には憧れますが、その分値段も高いのでなかなか手が出ません。
ところがイギリスで崖の上にある大バーゲンとも言える家を購入したところ、その6日後に庭の大半部分がごっそりと、崖下へ崩れたってしまったと言うニュースがありました。
イングランド南西部のデヴォンにあるその家は寝室が6つもあり、先週売れたばかりでした。
さすがに崖の上という危険な位置に家があることも考慮して、値段は破格の15万ポンド(約2千万円)で売買されたのですが、たったその6日後に庭の真下にあった5千トン以上の岩が砂浜へと崩れ落ちてしまったのです。
爆音がとどろいたと地元住民が伝え、ジョギングや犬の散歩している人がいないかと心配されましたが、赤外線機器で調べたところ、幸い怪我人は誰もいなかったようです。また、その砂浜にあった小屋などの設備もぎりぎり直撃せずに済んだとのことです。
ただし崖の上の家は土地の大部分を失った上に、現在は高さ90メートルほどの崖っぷちまで、わずか15メートルしかないと言うスリリングな状態となってしまいました。
購入してから一週間も経っていなかったことから、購入者はショックで口も聞けない状態だと言います。
この崖の家は1930年に建てられ、広い庭ごと123000ポンドで去年の9月に売買され、そして先週154500ポンドでオークションにて購入されました。他の英国のビーチリゾートの同じサイズの家であれば150万ポンドは下らないことから破格とされていました。
売りに出した不動産会社によると、購入希望者の全員に構造面での問題点を伝えてあり、また10年前にも崖が崩れたことによって電気・ガスなども通っていないことを知らせていたとしています。
購入者にとってはセカンド・ホームだったそうですが、さすがにこのタイミングの悪さは気の毒と言える結果となりました。
もっとも崩れると無くなってしまうのでタイミングが良くても悪くても一緒の気はしますが、格安の物件というのは相応のリスクが付きまとうようです。
Nothing To Do With Arbroath: 'Bargain' clifftop home loses garden days after sale
主婦の友社
売り上げランキング: 78276





