ついに初の禁固刑…全ての公共建物内で禁煙となっているイギリス
イギリスでは、2007年の夏から公共の建物内での喫煙が一斉に禁止となり、会社などはもちろん、レストラン、パブなど全ての公共建物内では禁煙となりました。
その日を境に喫煙者は外へ行って吸わなければならず、その徹底ぶりに驚いたわけですが、違反したらどうなるのか、あるいは違反する人はいたのかの疑問に答えるニュースがありました。
この違反により、パブを経営するニック・ホーガンさん43歳が禁固6ヶ月の刑を言い渡されたのです。
この法律が施行されてから初の禁固刑となったそうですが、彼はパブに来る客にパブ内でタバコに火を着けるのを許したことから、3000ポンド(約40万円)の罰金を科され、有罪となった手数料を含めて7236ポンド(約98万円)の支払いを命じられていました。
この支払いを拒否し続けたことで、裁判所は最終的に禁固刑を下した模様です。
同じくパブを経営する彼の妻デニースさん53歳は夫は悪人ではないと主張し、裁判所のこの判断に怒りの声をあげているようです。さらに客の90%が喫煙者であることから、法律そのものに対しても不満の声を上げています。
パブなどは時々抜き打ちで検査が入るようで、テーブルでの喫煙は自由と言った紙が貼られていた上に、常連客が喫煙するところを目撃されたことにより起訴されたようです。
建物での喫煙を全廃してしまうのも思い切った話ですが、さすがにパブのような施設まで禁止されては商売あがったりのようで、閉店に追い込まれている店も少なくないようです。
しかしこれで禁固刑6ヶ月とは、さすがイギリスと言うべきか、法律の徹底ぶりを物語っています。
Nothing To Do With Arbroath: Pub landlord is first person in Britain to be jailed over smoking ban
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