第二次世界大戦中に使われた各国のオートバイいろいろ
馬車よりも高機動・高性能であったオートバイは、第一次世界大戦後の1920年代に現在の構造に似たものがが確立し、第二次世界大戦になるとサイドカーを備えるなどして、偵察用や指揮官の移動手段として使用されました。
第二次世界大戦時に活躍したドイツ・アメリカ・ソ連・イギリス・フランス・スペインのオートバイをご紹介します。
ドイツ
高い機動力と耐久性をほこったBMWのR75。砂漠でも安定して走れる性能の高さから、米国やソ連が持ち帰ってメーカーにコピーを造らせたと言う逸話があるほどだそうです。
冗談みたいなキャタピラ搭載のオートバイ。速度はどのくらい出たのか気になりますね。
(2010/3/5)追記:これはNSUという当時名門のバイク・自動車メーカの作「ケッテンクラート」と言い、時速70キロ程度は出るそうです。映画「プライベート・ライアン」で、瓦礫の中を疾走する姿を見ることが出来るそうです。
教えてくださった方、ありがとうございます。
フランス
オートバイの原型はフランスのエンジニア・発明家のルイ-ギヨーム・ペローが考案し、1868年に特許を取得したそうです。
バズーカ砲のようなものを積んだ無茶なスクーター。運搬していただけかもしれませんが、もこの状態で砲火するとしたら反動が凄いことになりそうです。
(2010/3/5)追記:スクーターはベスパと言い、搭載しているのはバズーカ砲ではなく75ミリ無反動砲だそうです。なお、第二次世界大戦中のものではなく、戦後1950年代のインドシナ戦争に空挺部隊の対戦車用軽車両として使用されたものだそうです。無反動砲は手持ちで撃てる兵器で文字通り反動は無く、バスーカ砲もロケットミサイルを発射するため反動は無いそうです。
教えてくださった方、ありがとうございます。
アメリカ
ごくつてデカイ。
ライフルをいつでも取り出せる位置にカバーがあるのも特徴のようです。
イギリス
性能はともかく、どことなくイギリス風の気品を感じるデザイン。
スペイン
現代のバイクと比べてもそん色ない格好よさ。
ソ連
実用重視と言った機能美があります。ロシアだけに雪道も走れそうなタイヤ。
(2010/3/3)追記:ソ連のバイクは戦時中ではあり得ない油圧ディスクブレーキが装備されているように見えるので、もっと後に製造されたものと考えられるそうです。ご指摘くださった方、ありがとうございます。
(2010/3/5)追記:「ウラル」というメーカーのもので現在も作られているそうです。もともとはBMWのR75だそうです。
教えてくださった方、ありがとうございます。
Damn Cool Pics: The Second World War Motorcycles
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