空港で裸同然は嫌…女性客2人が飛行機チケットを捨てて全身スキャンを拒否
テロリストを警戒するため、飛行機に搭乗する際のセキュリティチェックはどんどん厳しくなってきました。
持ち込める液体の量を制限されたり、小さな爪切りクラスのはさみでさえも取り上げられたりと、空港での身体チェックもなかなか凄まじいものがあります。
最近では全身スキャンと言うのが導入され、従来の金属探知だけのものに比べて、服装が透けて身体が全て見えてしまうのですが、これを拒否する女性が現われました。
イギリスでも2月5日から、この8万ポンド(約1千万円)の新型スキャナーが、ロンドン・ヒースロー空港とマンチェスター空港に導入されました。
この身体スキャナーは、ほとんど裸体と言えるものを映し出すことができるため、武器や爆発物が隠されていても簡単に見つけ出すことができます。ただし陰部までくっきりと映ることから批判的な意見も多く出ていました。
すでに15000人ほどがこのスキャン検査を通り抜けていましたが、マンチェスター空港で初めてスキャナーを拒否する乗客が出てきました。
拒否したのはイスラマバードへ向かうムスリム(イスラム教徒)の女性二人だそうで、1人は宗教上の理由、同行のもう1人は健康上の理由から拒否しました。
空港の係員がスキャンしない場合は飛行機に乗ることは出来ないと伝えると、400ポンド(約5.3万円)相当の飛行機チケットを捨ててスキャンを拒否することを選択したそうです。
飛行機に乗るために、健康上や宗教上の自由・プライド・プライバシーが奪われるべきではないとの声も上がっているようで、今後議論の的になると思われます。
現在はトライアル段階でありマンチェスター空港には1台だけの導入で、全乗客がそこを通るわけではなく係員に指名された者のみ検査を受けるようです。
空港側は選択方法はあくまでランダムであるとして、人種や宗教には全く関係がないとしています。
今後もこの手の身体検査は増えていきそうですが、安全のために犠牲になることも比例して増えて行きそうです。
Infidel Bloggers Alliance: No Scan, No Fly
売り上げランキング: 18672
ほんとにさがせる