なぜアメリカではビックマックよりサラダのほうが高いのか…その理由にコメント殺到
肥満が大きな社会問題となっているアメリカですが、それもそのはず、日常に食べる肉の量が違います。
じゃあバランスよく食べればいいじゃないかと思うかもしれませんが、実は野菜の値段が高い実情もあるのです。
「どうしてビックマックよりサラダの値段のほうが高いのか」を説明したピラミッド型のグラフが、大きな話題を呼んでいました。
アメリカ政府は、生産される食品ごとに補助金を出しています。
こちらは1995年から2005年までの、10年間の補助金の構成をピラミッドグラフにしたもの。
そしてこちらが、政府が健康に良いと推奨している食品のグラフ。
補助金の実に73.8%が肉牛や乳牛に行っていることがわかります。 そして野菜や果物へはたった0.37%しかありません。
サラダがなぜ高く付き、肉が安いのか、ひと目でわかりますね。
これを見て、海外サイトのコメントも盛り上がっていました。 一部抜粋してご紹介します。
・もう一つの政府の失敗だな。
・健康がビジネスなら、市民はそれに見合う対価を払わなければならない、公共の問題ではない。そうやって君らは世界でもっとも肥満で、もっとも不健康な国民になったんだ。そうさ寿命の短い肥満の人生さ。ソファに座ってテレビを見るのさ。グラフは量を表わしている。補助金の出るオイル…よりも人が先に来るべきじゃないか。
・ブランド=値段がかかる。
近所のスーパーで喉が渇いたときのことだ。レジの隣にあった自販のペットボトルの水は、ペプシと同じ値段だった。アメリカ人の標準っての、はちょっと狂ってると思う。
・この二つのピラミッドのグラフはアメリカの肥満の問題の解決策を示している。肉が問題じゃないと言うヤツはこのポイントをわかっていない。野菜の皿が20ドルなのに、フライドポテトのでかい袋が1ドルだったとしたら、そりゃ問題だろ。
・この記事に何百万回も投票にするにはどうしたらいいんだい?海外旅行するたびに、アメリカより野菜の多いメニューを食べて健康になる気がする。アメリカにいるときの5倍は多く野菜を食べる。肉は野菜より安くなったのは必然じゃない。アメリカ人より日常的に肉を食べる文化を知らないよ。
・記事のポイントには賛同するが、グラフは誤解を招く。比率が高さで表現されているけど、本来は量で示さなくてはいけない。だからちょっとグラフは大げさになっている。
・現在の我々(アメリカ人)は、肉を欲しがるように社会的にエンジニアリングされている。なので何かが変わると思えない。200年前は家族は週に2回しか食べていなかったのに、今じゃ夕飯にはそれしかないという扱いだ。
・じゃぁ、どうして共和党も民主党も補助金を終了させないんだろう?
・きっと俺らを肥満にしてバカにしたいんだ。
・他にも理由があって、サラダは新鮮でなけりゃいけない。冷凍もできない。肉は長く冷凍しておくことだってできる。冬なんか特にサラダは高いもんだ。
・オレが肥満なのは政府のせいだったんだ。今まで自業自得かと思ってたよ。
・なんてこった、この記事の真横に1ドルのマクドナルドの広告が…。
確かにアメリカ人の食事のバランスは、日本人が見ると尋常ではないと思えますよね。
肉に補助金が出るのは輸出産業でもあるので、利権も絡んでいるかもしれません。
Why Does a Salad Cost More Than a Big Mac? [InfoGraphic]
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