「恥ずかしながら…」らばQ女性ライターが明かすイギリスでのポンコツ車生活
※4/1の記事ですが、内容は全て本当です。
さかのぼれば、日本が経済的に衰退を見せだしたのがバブルがはじけた1980年代後半。
そこから小さな波を繰り返すもそんな対して景気がよくなったとも思えず、仕事時間が増えたけれど、給料はさほど上がっていないと言う人も多いのではないでしょうか。
そんなみなさまと共感しながら、貧窮しながら生活を送るらばQスタッフ(メインライター・イギリス在住・女性)の困窮ぶりをご紹介したいと思います。
前もって言いますが、貧窮も笑い飛ばせばなんとかなる…(のか?)と言うのが目的です。
とにかく自分の生活が結構イケてるかどうかは、なぜか周りの人が基準になったりするものです。 「人は人、自分は自分」と思うものの、お友達が新車、私ポンコツ、お友達が豪邸、私ボロ家とかなると、私はこれは個性なんだと言い聞かせたところで大変きついものがあります。
かと言って生活苦の友達を探して仲良くすると言う考え方は、あなたも貧乏だから私も大丈夫!と言った旧ソ連方式の共産的な意識を養ってしまい、向上心をそぎ落としかねません。
やはり持つなら夢は大きく、「いつかは新車」だとか、「いつかは新築」だとか思って生活をしていこうと決めました。そして夢がかなったときにこんな生活をしていたんだなと、比較が出来るように今日は普段の貧窮ぶりを思い出にするつもりで記述しておきたいと思います。
【車編】
さて、都会や都市部のような交通網の発達したところでなければ、車は必需品です。 日本では一切車を運転しなかった私も、ここイギリスの田舎ではさすがに車がなければ生活に困ります。
そこで、車を買うところからですが、当然中古車は当たり前です。
ちなみに私の言う中古車と言うのは、日本の方々が頭に描く中古車とは少し違います。日本の道路を走る自動車は、まずほとんどが私には新車に見えます。
私の新車の概念は、以下の通りです。
- 見た目がきれい。(ほとんどの日本の車)
- 走っている途中で故障したり、止まってしまったりする不安がない。(ほとんどの日本の車)
- 合計走行距離が10万キロ以内の車。(ほとんどの日本の車)
この3つが当てはまっていたら、私にはもう立派な新車。目指しているのはそこです。(目標低っ)
じゃぁ今現在所有している車はどんなの?と言うことになります。なのでこんな時にしか出せない愛車をちょこっと紹介。
まず見た目ですが、人間といっしょで外観ばかりにこだわるのはよくないと思うのです。
やはり機能が重要視ですからね。 もちろん機能も人間といっしょで、少々クセがあるくらいのほうが愛着がわくのです。
ハンドルを引くたびに、バネが壊れてて元に戻らなくても、全然平気。
この辺は他人を乗せてあげるときに私が外から閉めないとダメなので、ドア開閉サービスをしてくれる親切な人だと思われる利点があります。
いろんな癖が車にあり、ギアはここが入りにくい、エンジンはこうしないとかかりにくいなど、何をするにもコツを要し、もう私しか運転出来ない車なのです。
そして極めつけの自慢が
えっ? 215035km?と思ったあなたはまだまだ甘いのです。
イギリスはマイル表示なので、キロ表示ではないのです。
これをキロメートルに換算すると、なんとっ、
346065km!!!
なのです。えっへん!
日本で間違っても友人にこのことを話すと、え?車ってそんなに走れるもんだったんだ、だとか、走ってる途中でタイヤが外れていったりしないの?とか言われます。
そりゃ当然いつ故障したり止まったりしても驚きではなく、常にドキドキ・ハラハラな運転ではあります。
実際に故障や止まったりしたことはあるかって?
そりゃあります。4回くらい……。
2回は高速でした。高速道路で故障はいただけません。外は気温7度くらいの寒い中、車の外に出て路肩から外に出て待ってろと言う電話交換手。
長距離トラックがぼわんぼわんっと横を通り過ぎる高速を外に立って待つと言うのは結構精神的にきついです。
そのまま待つこと1時間…
これは経験するとあまり笑えません。ちょっと反省と言うかひどいなと思ったのは、海外から遊びに来た友人を乗せているときに、故障したこともあることです。
その時の友人にはこの場をお借りして謝罪しておきます。あのときはごめんなさい。 おかげでイギリスに遊びに来る人も私が迎えに行くことで、スリル満点な気分が味わえます。
さらに、月までの距離が38万キロなので、私が月まで到達するまでにあとたった3万4000キロほどなのです。
月まで行けてしまうほどの距離を考えると、これは貧窮の中のロマンと言うべきではないでしょうか。
ちなみにとりあえずは廃車になり車が変わる度に、いろいろ小さなレベルアップもしています。
どんなレベルアップかと言うと、前のクルマは高速で走っていると必ずボンネットが開いたのでそれを思うと、かなり安全にはなりました。
そんなこんなでいつかは走行距離10万キロ以内の車を所有してみたいと思います。
ポンコツ車もご愛嬌と言うことで…。
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