若者のファッション「ズボンのズリ下げ」を上げて欲しいと頼むポスターが登場…ニューヨーク
ファッションのトレンドは、やはり若者が先頭を切って形成されていくものが中心です。
日本でもしばらく前に流行った、ズボンを下げて下着を見せるファッションですが、欧米では今も廃れることなく流行しています。
そしてこの下げ具合がどんどんエスカレートしているため、若者にこれを止めさせるようと言うポスターがニューヨークの街に登場するとニュースになっています。
実際にこのポスターでファッションが止まるのか怪しいものですが、やめて欲しいと思う人がいるというアピールになっています。
大きな看板を使って展開されるこのキャンペーンは、若者が下げに下げ切ったズボンを上げて欲しいと訴えるもので、看板にはズボンを下げられてパンツが丸見えになっている画像が貼り出されています。
ニューヨークの6地点に掲げられる予定で、州上院議員のエリック・アダム氏は「ズボンを上げると人格を上げる、ズボンを上げると評価を上げる、ズボンを上げると自信を上げる、そうやって自分の気分を上げていくんだ」とテレビのインタビューで語っていました。
最近は若者以外にまで広まっているこのファッションですが、もともとは刑務所から流行り始めたトレンドとのことです。
街の反応は男女で結構分かれているようで、男性はこのキャンペーンに否定的で、「ファッションは個人の自由であるべきで、下着が見えても誰も傷つけない」といった主張が目立ちます。
反対に女性の声は、割合キャンペーンに賛同する意見が多いようでした。
たかがファッション、されどファッションと言う感じですが、知事はこのキャンペーンの看板に2000ドル(約19万円)を掛けた模様です。
こういった若者の流行りは、上から指示されるとむしろ反発を受けやすいように思いますが、果たして効果は上がるでしょうか。
(2010/4/11)追記:当初、エリックアダム氏を州知事としていましたが、州上院議員に訂正しました。ご指摘くださった方ありがとうございます。
Billboard campaign in New York asks youths to pull up sagging pants