「ピザをよこせ」と銃を突きつけられた配達員、スキを見て殴り倒し無事に配達する…ニューヨーク
どんなに財産があっても命を失っては意味がありません。
強盗に銃を向けられたら、すみやかに手を挙げて身の安全を先にはかることが先決です。
ところが配達中のピザを渡せと銃を向けられた青年が、強盗のスキをついて殴り倒し、無事にピザを配達をしたと言うニュースがありました。
ニューヨーク東123番街にあるタイノ・タワーズの25階に、セムデさん（19）はピザの配達にやってきました。
配達先の玄関のベルを鳴らし待っていると、バンダナとフードをかぶった10代の二人組がやってきてコーナーへと追いやられ、そのうちの一人が銃をセムデさんの頭に突きつけて「ピザをよこせ」と脅してきたそうです。
長身のセムデさんはピザを床に置きましたが、銃を突きつけていた男がピザを拾うためにかがむと、そのスキにパンチ食らわせエレベーターまで追い詰めて行きました。
もう一人の男もその取っ組み合いに加わりましたが、セムデさんの優勢は覆らず、銃の男は叫んで逃げていき、もう一人は警察のパトカーに見つかり逮捕されたとのことです。
セムデさんの上司は以前ニューヨーク市警の刑事を22年間していたそうですが、次に危険な目にあったらピザを置いて来るようにと、セムデさんに伝えたそうです。
また、ティーンエイジャーがどのようにして銃を手にいれているのか理解できないと嘆きながら、セムデさんの無事にホッとしていると語っています。
体格的に優っていたとしても、実際に銃を突きつけられたら普通は震え上がるかと思います。ましてやピザのために命を懸けるなんて…。
肝心のピザですが、とりあえずきちんと配達できたそうです、冷める前に。
（2010/4/11）追記：当初、上司の前職を探偵としていましたが、刑事に訂正しました。ご指摘くださった方ありがとうございます。
East Harlem pizza guy fends off gunman, delivers pies
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