ピカソが盗まれた!パリの美術館から名画5点が盗難、史上2位の被害総額に
今月20日、フランスのパリ市立近代美術館から、パブロ・ピカソやアンリ・マティスなど5点の名画が盗まれていたことが判明しました。
被害総額は1億ユーロ(約113億円)で、ピカソの作品「鳩と小さなえんどう豆」だけでも2500万ユーロ(約28億円)は下らないだろうと見られています。
絵画の盗難額としては史上2位、まるでルパンのような大胆な犯行だったようです。
5月20日の朝、開館の準備をしていた職員が盗難に気付きました。
理由は不明ですが警報装置などは作動せず、防犯カメラには1枚の窓を割って侵入するひとりの泥棒が映っていたとのことです。
盗まれた5作品は以下の通り。
28億円は下らないと言うピカソの作品。
参照:色彩の魔術師「アンリ・マティス」の絵画が逆さに展示されるも47日間気づかれず…ニューヨーク近代美術館
フェルナン・レジェ『シャンデリアのある静物』
ちなみに史上最高額の絵画の盗難は、2008年2月12日にスイス・チューリヒのビュールレ美術館で、セザンヌ、ドガ、ゴッホ、モネの4作品。総額は約1億8000万スイスフラン(当時のレートで約175億円)でした。
この時は泥棒では無く武装グループが職員を脅し、美術館も個人のコレクションを展示する規模でした。
今回の舞台は収蔵作品8000点規模というパリ市立近代美術館。侵入したのはたったひとりの泥棒で、いったい現代の警備システムをどうやってかい潜ったのか気になるところです。
ニュース映像はこちらをご覧ください。
Paris art museum theft the work of lone robber
ピカソが平和への願いを込めて描いた作品 ■ピカソ 絵画額 「平和」
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