減少した小鳥を救うため「猫の鈴を変えて」…イギリス
猫の首にベルがつけられているのは、もともと野生の小鳥たちに猫の存在を知らせるためと言います。
それでもイギリスでは年間に5500万羽の鳥が猫によって命を落としているそうで、飼い主には鈴の音を頻繁に変えるように促しているそうです。
庭などに良く見られたコマドリやカヤクグリといった鳥たちが年々減少していますが、猫もその原因のひとつに挙げられているそうで、英国鳥学会(British Trust for Ornithology)から鳥の保護に対するアドバイスが公表されています。
猫たちは鈴に慣れてくると、音を鳴らさずに獲物に近づくことが出来、鈴の効果がだんだん薄れてくるそうです。
出来るだけ猫の外出時間や庭にいる間の猫の行動を把握するよう、飼い主へ呼びかけているようですが、それは通年と言うわけではなく、小鳥のヒナたちが盛んになるこの2ヶ月ほどの期間だけのようです。
SNSの編集者をしているペット・ストリート氏は、猫が小鳥の減少の原因の全てではないとして、むしろ猫の小鳥への襲撃は小鳥たちの食物への競争率を低下させることになっていると反論しています。
動物愛護の強いイギリスだけに、いろんな動物を万遍なく守るのも大変なようですね。
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