2010年06月13日 18:20

婚約者と破局した男性、すべてを売り払ってランボルギーニを買いアメリカ横断の旅へ

 

ランボルギーニでアメリカ横断00
人生山あり谷ありですが、ときには挫折したり投げ出したくなることもあるでしょう。

そしてつらい時に、どんな風にして立ち向かうかの方法は、やはり自分で選択したいものです。

アメリカで婚約者と破局してしまった男性が、資産のすべてを売りに出してランボルギーニを買い、アメリカを横断したというニュースが話題を呼んでいました。

リチャード・ジョーダンさんは、彼女とのラブ・ストーリーに破れ、代わりにイタリアの車とのラブ・ストーリーを綴ったと言います。

普通の人が思い描くアメリカン・ドリームまっしぐらだったジョーダンさんは、婚約者のために指輪を買い、家を買い、新居に二人で移り住む予定でした。

ところが婚約者が彼の元から去り、住居は一転して悲しい想い出の場所となり、そこに一人とり残されたことに気づきます。

ランボルギーニでアメリカ横断02
打ちひしがれてボロボロとなった彼は、家を売り払ってランボルギーニ・ガヤルド"Lamborghini Gallardo"を買うことにしたのです。

有名なスペインの闘牛の名前が由来のこのランボルギーニは、4秒で時速100kmに到達し、最高速度は時速314km。

家を売ることはそう簡単にはいきませんでした。売りに出した家の買い手がなかなか付かず、何ヶ月もかけてようやくランボルギーニの当時の価格で総額18万ドル(約1650万円)のうち前金の9万ドルを支払うことができました。

ランボルギーニでアメリカ横断01
そして彼は、黒のランボルギーニを2006年の独立記念日である7月4日に手に入れたのです。

かつてアメリカン・ドリームの象徴だった家の囚人になっていたことから、皮肉をこめてその日を自身の独立記念日にしたようです。

特に行くあてもなく、ただあちこちへドライブを始めました。そんな風に一年もの間モーテルに泊まりながら、各地で新しい友達を作り3度もアメリカを横断したそうです。

「帰るところがない気分だった。ランボルギーニに乗っているとき以外は安全と思えるところもなかった」
当時を思い出してジョーダンさんは言います。

いろいろな街でしばらく過ごすと、やがて去りたくなって次の場所へと向い、速い車に乗ればスピードを出したくなることもあるため、切られた違反チケットは53枚に及ぶと言います。

ランボルギーニでアメリカ横断03
そしていつしか走行距離は91807マイル(約15万km)まで達しました。

車の価値はすでに彼が抱えているローンの返済額よりも低くなり、無茶をした重荷も重くのしかかっているようですが、それでも全てを一旦置き去りしてランボルギーニ生活をしたことを後悔していないそうです。

彼はこう言います。

「物質主義とそうじゃない人の違いは、そのモノを使うかどうかの違い」

「誰かの期待に沿って生きるなんて無理なんだから、自分のしたいようにするのがいい。お金は自由を買うためにあり、それが出来ないなら役には立たない」

この彼の生き方に、海外サイトもコメントで埋め尽くされていました。

抜粋してご紹介します。

・あああ…全ての男の夢だ… 少なくともオレの夢だ。

・何人か女もゲット出来たことを期待するよ。

・僕の金じゃないが、失われた資産が痛い。

・ガソリンにかかった額も相当だろうな。

・実際この旅の危機は燃料費だったろうな。

・91807マイル / 13.5mpg = 6800ガロン x 3.00ドル = 20400ドル(約190万円)
ガソリンが4〜5ドルのときじゃなくてよかったな。

・いったいアメリカを何周したんだろう。24906マイルで赤道を一周できることを思うと、91807マイルはちょっと多いように思う。

・女に捨てられて立ち直るのに、他にどんな方法があるって言うんだ。

・娼婦?

・オレならラスベガスに行って半年ほど娼婦に囲まれて過ごす。

・幸せは温かいランボルギーニだ。

・これはすごい生き方だ。すごい夢の追い方だ。

・この神経の参り具合はすごい。

・彼はオレのヒーローだ。自分にも全てを捨てる勇気があったら…。

・ランボルギーニ社がこれを見て、彼に世界ツアーさせるスポンサーをすればいいのに。
・あるいは残金を払ってあげるとかさ。

・こういうのをオレも考えてた。いきなりチケットを買って外国に行って住み始めたらどうなるかな。結構クールだと思う。

・オレも似たようなことはしたが高級車無しだった。彼女と別れて3ヶ月半を運転しまくって、車を台無しにしたよ。ランボルギーニがすごい車だってことは疑いもしないが、窓も開かず、エアコンも壊れて、熱暴走したオレの車にも思い入れがある。

・よくよく読むと、この男はバカだ。

・オレが自分のもの全てを売ったらきっとスクーターが買える。それで全米横断…。

・オレも自分のしたいことをするために全部捨てて、海外に行って生活をした。後悔はないし所有してるものなんて何にもならない。経験がすべてさ。

・かなりの借金をこしらえたことが賛同できない。

・このストーリーは自殺で終るんじゃないかなと思わせる。

・中年の危機の定義: 幸せ、離婚、決済、ランボルギーニの購入、ぶっ飛ばす。
個人的には自転車に乗る。

・その女性と結婚して、この愚かな行動で積み上げた借金を女性と分けたらもっとすごいストーリーになったと思う。

・話はいいとしてすごい借金だ。オレは嫌だ。

ロマンがあって羨ましいと思う半面、現実的には無茶だと言う声も多いようです。

いろんな生き方があるものですが、とりあえず全てを捨てるという勇気は結果はどうであれ、なかなか普通の人には真似出来ないものですよね。

I Sold Everything To Buy A Lamborghini, Drive Across Country

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