女性資産家、10億円の遺産を犬のチワワに残す…フロリダ
大富豪が遺言でお金を誰に残すかは本人の自由ですが、それが巨額であったり残した相手がペットだったりすると、さすがに注目を浴びます。
フロリダの資産家がマイアミにある830万ドル(7.5億円)の豪邸と300万ドル(約2.7億円)を、飼っていた3匹のチワワに譲ると遺言に残したことで話題となっています。
亡くなったゲイル・ポスナーさんは、企業家のヴィクター・ポスナーさんの娘で、3月に67歳で息を引き取りました。
3匹の犬たちは残された財産によって、1万ドルのカルチェのネックレスや使用人などを所有したまま、今まで通りの贅沢ができるそうです。贅沢の中には週に一度のエステなども含まれています。
ゲイルさんには一人息子がおりましたが、たった60万ドルしか残してもらえなかったようです。 2008年の遺言によると使用人たちにも2000万ドルを残すという内容で、息子は彼らがペットに資産を相続するようゲイルさんを洗脳したと非難し、全ての資産を受け取る権利は自分にあると裁判を起こしています。
家政婦だったエリザベス・ベックフォードさんは豪邸で3匹の犬の面倒を見ることを約束するなら300万ドルの相続を約束されたそうで、アシスタント・ハウスキーパーの彼女の娘も60万ドルを受け取っています。
ゲイルさんのボディガードだったヘルナード・クインテロさんは700万ドル、第二ボディガードのオリオン・ソウェルさんは500万ドル、さらにトレーナーには130万ドルがそれぞれ譲り渡されたようです。
5000万ドル(約45億円)の遺産を父親から譲り受けたゲイルさんは、贅沢な暮らしを楽しみ、犬たちに1万5千ドルのダイアモンドつきのネックレスを買うなどしていました。しかしながら犬の方はお気に召さなかったようです。
彼の息子の弁護士によると、ゲイルさんは薬物の問題や、ガンで躁うつ病も抱え、簡単に他人の影響を受けていたと伝えています。
よく似たケースが資産家のレオナ・ヘルムスリーさんのときにもあり、彼女は孫を無視してマルチーズに1200万ドルを遺しましたが、裁判によりその額は200万ドルに引き下げられました。
遺産の争奪戦の相手がペットというのも凄いことですが、いきなり多額の遺産を譲り受けることになった使用人たちは、いったいどんな気持ちでいるのでしょうね。
Florida heiress leaves $3m and Miami mansion to chihuahua
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