飛行機の乗客があわや暴動…しかし警察がチョコレートによって鎮圧
海外へ渡航する場合、税関や搭乗など数多くの通過ポイントがあり、どこの国でも待たされるのが常です。
スコットランドの滑走路上で、乗客を乗せた飛行機が遅延のため出発できず暴動寸前の騒ぎとなったのですが、チョコレートを持って現れた警察によって乗客たちを鎮めることに成功したそうです。
もともとの遅延の理由は、フランス管制塔のストライキの影響によるもの。
午後2時出発予定の飛行機が夕方6時にになってもまだ飛ばず、小さな子供たちも多く含む168名の乗客には、その間水も食事も与えられなかったそうです。
ライアン航空"Ryan Air"の乗務員は、規則により空に上がるまで提供することを禁じられているとして、スナック類が入ったカートを開けることも拒否しました。
飲料や食事を要求した家族や、飛行機から降りたがる乗客もいましたが、ライアン航空ではそれが出来ない状態で、乗客のストレスも高まるばかり。
滑走路にいる間は乗客は携帯電話の利用とトイレの使用のみを許されており、その他のことは法的な規制が入って出来ない状態だったそうです。
やがてそれに腹を立てた乗客たちが乗務員を包囲したことで、警察を呼ぶ事態にまで発展しました。
半ば暴動になりかけていた機内でしたが、事態を察した警官が警察側の出費でチョコレートバーと水を購入して登場。そのとき機内からは乗客たちの大きな歓声が上ったとのことです。
その後も警察は機内に残り、夜の8時過ぎにようやく飛行機も出発することができ、事なきを得ました。
食べ物はおろか飲みものすら与えられない状況では乗客が絶望的になっていくのも当然と思われますが、規則と言えど、さすがに緊急時には柔軟性を持たせて欲しいものです。
Police quell Ryanair mutiny with chocolate
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