高速道路を運転中の母親が発作を起こし気絶…しかし助手席の11歳の息子がハンドルを操作して助かる
運転中に発作などを起こしてしまえばもうどうにもなりません。運を天に任せ、大きな事故にならないよう願うばかりです。
アメリカ・ジョージア州の高速道路で子供3人を乗せて運転していた母親が、急に発作を起こして気絶してしまい、コントロール不能という絶体絶命の事態となってしまいました。
しかしながら助手席にいた息子が妹たちをなだめ、懸命にハンドルを操って助かるというニュースがありました。
11歳の息子ベイリー君と二人の妹を乗せた車を運転していたのは、母親のニコール・ブローガンさん。
しかし突然の発作によって意識を失ってしまい、ニコールさんはその時何が起こっていたか全く記憶にないと言います。
時速100km近いスピードで車は暴走し、後部座席に座っていた5歳と3歳の妹はパニックで泣き叫び始めます。
助手席に座っていた少年には、ほとんど考える時間は残されていませんでした。
まず妹たちに大丈夫と言い聞かせ、前の車に接近して接触しそうになっていた車を立て直すため、シートベルトを着けたまま助手席から慌ててハンドルを切ったそうです。
そしてそのままハンドルを握り続け、ヤマハ工場の入口に来るまで運転し続けたと言います。
少年はその時のことを「なんとか車線内からはみ出ないようにした」と言い、キーを抜けば車が止まるのではないかと思い至ったそうです。
「救急隊の人たちが息子の努力を褒め称えてくれた」と語るのは、あとから連絡を受けた父親のネイトさん。一人息子が家族の命を助けてくれたことに対して感謝のしようもないと感慨深い気持ちでいるようです。
車を運転したことのない少年が、隣で母親が意識を失うという状況にも関わらず、パニックを起こさず冷静に対処したというのは立派の一言ですよね。
とにかく家族全員が無事で良かったというニュースでした。
Boy, 11, drives to safety after mother blacks out behind the wheel
売り上げランキング: 69





