iPadもPSPもDSもパソコンも、全部まとめてネットができるWiMAX Speed Wi-Fi モバイルルータ「URoad-7000」の実用性を試してみました
iPadやiPhone、Android端末にノートパソコン、最新ゲーム機など、たまらない最新機器が次々と市場に投入され、楽しくも悩ましい苦悩の日々を送っているガジェット好きの方も多いのではないでしょうか。
そんな悩みの中で最も大きいのが、外出時に使うインターネット環境。
いつもっといい機種が出てくるともわからないこの発売ラッシュの中、機器ごとに通信契約をしたり、ましてや期間に縛りのある契約をするのにはどうしても抵抗があるものです。
そんな悩みの一つの答えとなる、WiMAX Speed Wi-Fi モバイルルータ「URoad-7000」がシンセイコーポレーションより発売されました。
今回はこの機種の評価機を借りる事ができたので、iPadやiPhone、PSP、ノートPCで実際に使い勝手を試してみました。
シンセイコーポレーション URoad-7000(ビックカメラモデル)
こちらが今回試してみた、シンセイコーポレーションのWiMAX Speed Wi-Fi モバイルルータ、「URoad-7000」。6月から新たに発売された機種で、外形寸法は104mm(幅)x 64mm(高さ)x 14.8mm(厚み)、重量117gと小型で軽く、無線LANは11b/g/nに対応しています。本体上部には、電源ボタンとインジケーターを搭載。バッテリーは着脱式です。
大きさはちょうどiPhoneや名刺入れと同じくらいで、14.8mmの薄さも相まって、ポケットへの収納や持ち運びもかなり楽になっています。
製品には小型のACアダプタが付属。あと今回は評価機のため添付されていませんでしたが、USB給電ケーブルも付属するようです。
詳細仕様:Speed-Wi-Fi URoad-7000
参照:WiMAX Speed Wi-Fi って何?
iPadもiPhoneもPSPもDSもパソコンも全てネット接続
モバイルルータは、WiMAXの高速モバイル通信サービスを無線LANに変換してくれるので、パソコンやPSP、iPadなどなど、無線LANに対応したほぼ全ての機器でインターネットができるのが特徴です。
モバイルを想定して近所のファミレスでテスト。モバイルルータは無線LANアクセスポイントになるので、複数の機器から同時にインターネットに接続できるのが便利。
モバイルルータのESSIDとパスワードを、普通の無線LAN設定と同様に設定すれば、たったそれだけであっという間にインターネットに接続。最大同時接続数は10台と多く、これならモバイルどころか家庭で使うにも充分すぎる性能です。
WiMAX x iPad Wi-Fiでサクサクブラウジング
先日発売されたiPad、3Gモデルだと毎月の料金がかさむので、色々悩んで結局Wi-Fi版を購入したのですが、WiMAXのモバイルルータがあれば外でも快適にインターネットができました。
iPad + WiMAX Speed Wi-Fi 実測テスト
webやメールはもちろん、地図や各種アプリの通信も当然サクサク。
iPadはiPhoneよりも広い画面、高速なCPUを積んでいるので、高速なWiMAXの回線が活きてきます。特にiPad用にカスタマイズされていないwebサイトでも、データ量が多いのに閲覧がとても快適。画面が大きいおかげで、パソコンで見てるのと殆ど変わりません。
ビジネス用途にも便利で、iPadから自宅や会社にVPN接続し、リモートデスクトップ接続でパソコンを動かしたり…なんて事も。iPadだと画面が大きいので、Windowsのデスクトップもかなり見やすいですし、WiMAXだと回線が速いので、動作もきびきびとしています。
拡大や文字の入力ももちろん可能。
オフィス用のファイルを表示・編集したり、家に忘れてきたデータをメールで送ったり…なんて非常時にはとても助かります。
こういう使い方は設定が少し難しいですが、マスターすると活用の幅がかなり広がります。
iPhoneと併用するのも実はかなり便利
ところで先日、iPhoneのOSのアップデートで、マルチタスクや壁紙など新しい機能がいくつか追加されたのですが、その中に新たにモバイルデータ通信をオフにする機能が加わりました。
これは、従来無線LANが使えない場合に自動的にソフトバンクの3G回線を使ってデータ通信をしていたものを、無線LANしか使わないように変更できる機能。
モバイルデータ通信オプション。(設定 → 一般 → ネットワーク)
オフにすると、インターネットにソフトバンクの回線を使用しなくなる。
これだと電話やSMSはそのままで、ネットだけWiMAXにできるのはもちろん、さらにメリットとして、ニコニコ動画やSkypeなど、3G回線では制限があったアプリの使い勝手も改善されました。
ニコニコ動画視聴テスト:Wi-Fi接続だと3G回線よりフレームレートが高い
特にニコニコ動画はWi-Fi接続の場合画質が良くなるのですが、受信環境がいいとこんなに滑らかに見れたんですね…。
行動圏がほぼWiMAX圏内であるなら、iPhoneのデータ通信をWiMAXに変えてしまうと言うのも、選択肢としてはアリかもしれません。
もちろん、iPodTouchやiPadとの相性も同様です。
PSPのSkypeが実用的に
これはふと思いついて試してみました。
PSP-3000だと、本体にマイクを内蔵していてSkypeもインストール済みなのですが、試しにPSPから通話してみると…
これが意外にも、実用性は充分。ヘッドフォンをしてPSPのマイクに話しかけると、きちんと会話ができました。スピーカーから音を出せば、ハンズフリーで会話をするにもよさそう。国内通話なら電話でいいかもしれませんが、海外と通話をしたりする時には重宝しそうです。
パソコンに繋いでみるとさらに凄い、WiMAXの底力
モバイルルータは無線LANなので、もちろんパソコンでもインターネットに接続することができます。
実際に使用してみると、まさに家で繋いでいるかのような速度でサクサク。どの程度の速度か気になったので、速度を計測してみると…
パソコンでファイルをダウンロードして、下り速度を測定。
使用ソフト:TCP Monitor Plus
その速度、なんと平均で13Mbps…!もちろん受信状態によって変わってくるとは思いますが、予想以上の速度にちょっと驚きました。受信ランプは時々オレンジ(※)になっていたので、決してベストとは言えない受信強度でしたが、一般的なモバイル用途には充分すぎる速度。
※受信ランプは電波の強さによって、緑(強)、オレンジ(中)、赤(弱)で点灯します。
ちなみにこのままネットを見たりしながらルータを使い続けてみたところ、4時間25分でバッテリ切れとなりました。モバイルルータでこれだけの時間使えるなら、充分実用的と言えそうです。
※今回試したのは評価機のため、実際の機種とは動作時間が異なる可能性があります。
全てのネットサービスが制限なく使えるWiMAX
ところであまり知られていない事ですが、一部の使い放題の3Gデータ通信サービスでは、制限事項があるものがあります。
データ通信制限事項
一部3Gデータ通信サービスで見られる制限事項。WiMAXにはこれらの制限がない。
速度制限は、あまりデータ通信をしない人には関係ないかもしれませんが、P2P制限は通信量に関係なく適用され、Skypeなど便利なツールが使えなくなるというのが辛いところ。
私の場合、SkypeやMSNメッセンジャー、Windows LiveSyncなどのサービスをよく利用しますが、これらが使えないとなると死活問題。
こういった制限の有無は、モバイル通信サービスを選定する上では充分に注意しておきたいポイントです。
初めてなら押さえておきたいモバイルルータ
まだWiMAX機器を持っていない、契約していないなら、WiMAX Speed Wi-Fi モバイルルータはオススメです。今ではインターネットに接続できる機器は、ほぼ全てと言っていいほど無線LANに対応しているので、まずモバイルルータを1台持っていれば、接続に困る事はありません。
またWiMAXは、料金プランがとてもシンプルなのもポイント。使う頻度に合わせて、3種類の料金プランから選べます。
例:UQコミュニケーションズの料金プラン →詳細
契約手続きは、WiMAXのエリア内でブラウザを開くとWiMAXの契約手続き画面に移動するので、そのままオンラインで契約手続きを行うだけという、とても簡単な仕組み。使いたい時にいちいちショップに行く必要がない手軽さが魅力です。
WiMAX内蔵PCやWiMAX端末は携帯電話と違い、未契約の端末を通販や家電量販店で自由に購入する事ができるため、買って契約・追加するのも解除・解約するも自由。いわゆる縛りが全然ありません。
唯一契約から30日以内に解約した場合に限り、契約解除料2,100円が発生しますが、まあこれは縛りと言う程のものではありません。
つまりWiMAXの場合、欲しい機器があれば自由に買って、自由に契約、追加できるし、機種変更も好きなタイミングでできるのです。
※これはUQコミュニケーションズの料金プランであり、他のMVNO事業者と契約した場合の料金プランは異なる場合があります。
※キャンペーンや特別価格など契約前提で販売されている場合、契約期間や契約可能事業者に制限がある場合があります。
サービスエリアの拡大・改善がかなり進んだWiMAX
WiMAXのサービスエリアを見ると、2010年9月末までの拡大予定エリアが今までのエリアの細かな穴を埋めるようにも塗られていて、既存エリアの品質向上に努めているようです。
実際に昨年の暮れから使っていますが、エリアの拡張や品質改善は日を追うごとに進んでいるようで、以前は一部途切れやすかった路線も殆ど途切れなくなるなど、実際に使っていて日に日に良くなっています。
また各主要都市のエリア展開も進み、地方への出張にもかなり使いやすくなりました。
WiMAXの基地局数は2010年4月時点で8,000局を突破し、さらに2011年4月までに倍近い15,000局を目指しているそうで、エリアの拡張・改善の勢いは、はまだまだ続くようです。
参照:サービスエリアマップ
さらに、15日間通信料、登録料、本体レンタル料、送料すべて無料のTry WiMAXレンタルサービスも行われているので、一度試してみたいなあ…なんて思われる方は、一度申し込んでみてはどうでしょうか。
WiMAX Speed Wi-Fiって、何? WiMAXのモバイルルータの解説
サービスエリアマップ 事前に行動範囲のエリアをチェック
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WiMAXパソコン、端末一覧 WiMAX対応機器一覧をチェック
各種料金プラン 料金の詳細
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