日本と変わらない?…海外で話題となっていた「1960年の先生と2010年の先生はこう違う」というイラスト
昔と今とでは教育のあり方は大きく変わっています。
体罰、虐待、モンスターペアレント、学力……日本でもいろいろな教育問題が取りざたされていますが、欧米でもこの辺の実情は似ているようです。
海外で話題となっていた「1960年の先生と2010年の先生はこう違う」というイラストをご覧ください。
1960年も2010年もどちらもセリフは一緒で、両親がすごい形相で、
「なんてひどい成績なんだ!!」と怒鳴っています。
ただし1960年には子供に大して怒鳴っていたのが、2010年には先生に対して怒鳴っているのです。
日本ではモンスターペアレントという言葉がすっかり定着しましたが、その傾向は欧米でも同じということが、よくわかるイラストと言えます。
この風刺画に対し、海外サイトのコメントもにぎわっていたのでご紹介します。
・まさにこうだよ。だけど現在の子供は合格するんだ。
・最近の親は、子供を育てるのは学校ではなく自分らの責任だと理解していないのが残念だ。昔のように「家でも足を机の上に乗せているのか?」なんて質問はもう出来ない。今の子供は「YES」と言うからな。子供を持つ免許が必要とか思うよ。
・どっちかっていうと1960年の両親と2010年の両親って感じだな。
・なぜならジョニーは成績Aをもらって当然だからだ。本当はAじゃなくてももらうべきなんだ。最近は全員が勝たなくてはならず、負ける人は誰もいないんだ。最近は一番ビリのやつにトロフィーを渡すんだぜ。子供の心を傷つけないという理由でさ。
・自分は2年後に卒業して教師になる予定。未来の仕事のことでいろんな心配をしなくちゃいけないけれど、これが不安で眠れない。
・どちらとも言えない。3人の子供がいるけれど、一人の先生のときだけ成績が落ちてその他の先生ではまた成績が戻ったんだ。校長先生にも訴えたが、どうにも出来ないと言われた。
・別の違いもあって、最近は先生をクビにするのも難しい。祖父は60年代にひどい先生だったことでクビになったよ。小学校6年でひどい先生がいたのを覚えているが、何も教えずほとんどビデオばかりを流していた。先生もクビにできるようにした方がいい。
・両親へ。あなたの子供はあなたに責任があります。自分の子供が学校でできないことを他人のせいにしてはいけません。
・両親も非難すべきだが、先生にも責任はある。教師の組合は消えるべき。学校での競争を許してないからね。
・学校のシステムは、顧客システムに変わりつつある。レストランのようにね。クレームをつけて無料の食事を提供してもらうんだ。
・いつから両親はそんな強い力を持つようになったんだ。両親がどう対応するかわからないのを恐れて、最近は先生が携帯電話もとりあげられないんだ。
・オレの妻は先生を20年やっているがこのイラストは100%正しい。
・僕の両親は1960年で止まったままだ。
クレーマー化した親がいたり、教師の組合の問題があったりと、日本で問題とされる事に驚くほど似ていますよね。
もちろん、それぞれに長所と短所があるため一概にどちらが良いとは言い切れませんが、今の教育状況を生み出している原因のヒントになるのではないでしょうか。
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