2010年07月13日 11:30

アナログな手書きノートをデジタル化。Evernote対応で使い勝手に磨きをかけた、ぺんてる「airpenMINI」

 


パソコンや携帯機器が浸透した現代でも、打ち合わせや会議にはペンとノートは欠かせません。パソコンだとバッテリーが会議終了まで持たないことも珍しくありませんし、テキストはともかく、図を書こうとするとパソコンはまだまだ未熟な装置なんですよね。

しかし、アナログの手書きノートはパソコンや携帯機器との相性はいまいち。そんな手書きノートを手間無くデジタル化できる、ぺんてるの「airpenMINI」がバージョンアップし、iPhoneやiPad、各種スマートフォンでも簡単に閲覧、管理できるEvernoteに対応しました。

実際に手書きがどこまでデジタル化できるか試してみたレビューは、続きからどうぞ。

airpenとは?

最近では打ち合わせや会議などの記録にパソコンを使う事も増えてきましたが、やはり図入りの記録をしようとするとまだまだ使いづらく、手帖とペンを手放せない人も多いのではないでしょうか。

airpenは、そんな人のための手書きデジタル化ツール。難しい装置の仕組みは製品ページで確認できるので省略しますが、要するに日々のノートにこの装置を装着するだけで、手書きメモをデジタル化する事ができるという優れもの。


ぺんてる airpenMINI。レシーバーを普通のノートに挟み、専用ペンで書けば、そのまま書いた内容が記録され、パソコンで取り込む事ができる優れもの。

詳細:紙の良さはそのままに、インストール不要でパソコンとの親和性がより高まった、ぺんてる「airpenMINI+U」(前回レビュー)

そんなairpenが今回Evernoteに対応し、一層使いやすく進化していました。

airpenがより便利になる、Evernoteとは?

最近流行っているEvernoteは、文章や画像、音声や写真をインターネット上に保存し、パソコンや携帯機器で共有できるサービス。40MBまでなら無料で使用でき、インターネットに接続できない場所でもデータ作成ができるのが特徴です。

Evernote 対応機器一覧 

インターネットに接続されてさえいれば、これらの機器全てで自分のメモを参照、編集する事ができる。この他にも、Palm、Blackberryにも対応。(対応機器一覧

テキストや画像、写真、音声データをいちいち同期、コピーする必要なく、家でも外出先でもいつでも参照できるのがとても便利なサービスで、私も対応機器の全てにインストールしています。

ただEvernoteの唯一の弱点だったのが、手書きメモ機能がないこと。
しかし今回airpenにEvernoteへの転送機能が加わった事で、使い勝手が格段に良くなりました。
使い方は簡単、airpen付属ソフトでEvernoteボタンをワンクリックするだけ。


1台に保存すると、他の全ての機器にも自動的に反映。画面は左から、Windows、iPhone、iPad、Android。全てで同じドキュメントを参照できる。

たったこれだけで、手持ちの対応携帯機器全てでデジタル化されたノートが共有され、家でも外出先でも参照できるように。整理も簡単で、手書きとデジタルのそれぞれの長所を得られるようになりました。

airpen+Evernoteで、業務効率アップ

会議や打ち合わせの時、議事録やメモは欠かせません。ある程度パソコンに慣れた人だと、文字だけなら手書きよりパソコンで入力した方が速い、手書きだと漢字が書けなくて詰まる…という人は、意外と多いのではないでしょうか。というか、私がそうなのですが…。

しかし、図を書くとなるとまた話は違います。例えばエクセルで矢印1本引くだけでも、挿入→図形→矢印 と選択し、画面上でドラッグ。真っ直ぐな線ならこれでいいですが、曲がった矢印を書くなんてもう…。

そこで最近気に入っているスタイルがこれ。


iPad(またはMacBook + airpen の併用が意外と便利。

iPadまたはパソコンと、airpenを併用するスタイル。つまり、ボイスレコーダーとテキスト入力はパソコンやiPadでEvernoteを使い、図を伴うメモや、まとまらない考えを書くのにairpenを使用しています。こうすることで、得意とするタイピングと、手書きですぐ書ける図のどちらも両立でき、効率的に内容をまとめていくことができるのです。

そしてairpenのデータをEvernoteに転送すれば、手書きノート、テキスト、音声全てがEvernoteに記録され、後でパソコンやiPhone、iPadなどで場所を問わず、まとめて内容を読み返す事ができるのが、とても便利。


パソコンやiPadとairpenを使った、手書き、テキスト、音声の統合の図。

ちなみにこの図も、airpenで記録した手書きノート。

これ、実際使ってて思ったのですが、お客さんに出す書類はともかく、身内や同僚に出す書類の質って、こんなんで充分だと思うんですよね。1分程度でささっと書いたものですが、字は汚いけど一応読めますし、図は見てわかりますし、意図するものはきちんと伝わります。

これと同じものをエクセルで書こうとすると、軽く倍以上かかるんです。手書きよりきれいに仕上がる分、仕方のないことではあるのですが、不必要にきれいに仕上げるのは時間の無駄でしかありません。

このように、必要最小限の労力で資料を作れて、そのままメールなどでデジタル送信できるのが、airpenならではのメリット。使いどころを極めると、かなり使えるツールです。

パソコンや携帯機器が台頭し、デジタル化が進む昨今ですが、手書きの手軽さ、速さもまた捨てがたいもの。そんな手書きのメリットをデジタル社会にうまく融合したairpenは、上手に活用することで仕事の効率を一段と上げてくれる、有力なツールと言えそうです。

airpenの詳細は、以下からどうぞ。

ぺんてる airpenMINI / airpenMINI + U 製品詳細情報

 

追記:さらに手書き資料を極める「図解思考」

airpenを使って効果的な手書き資料を作る、特集ページがありました。

誠Biz.ID デジタルペンで挑戦!:さきっちょが「図解思考」でAppleのビジネスモデルを考える


図解思考というものは初めて見ましたが、きちんとマスターすると手書き資料もより効果的に解りやすく作れそう。手書き派の方は必見です。

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