2010年07月14日 11:00

iPadよりも軽いWiMAX内蔵パソコン「SONY VAIO P」を試して知ってしまった、物欲を刺激する危険な魅力

 


触ると絶対に物欲が抑えられないだろうと思って、我慢して近寄らないようにしていた、WiMAX内蔵パソコンのVAIO Pシリーズ。今回とうとう実際に試す機会を得てしまいました。

実際に触れてみると、その本体の質感、iPadよりも軽い超小型サイズ、なのに打ちやすいキーボード、標準で内蔵された高速モバイル通信WiMAX、さらにWiMAXに繋ぎっぱなしでも3時間持つスタミナなどなど…まあ要するにすっかり虜になってしまいました。

物欲を激しくかき立ててしまう(かもしれない)レビューの詳細は、続きからどうぞ。

触ると欲しくなる、ソニーテイスト全開のVAIO Pシリーズ

今回お借りしたのは、ジーンズのポケットに入るというCMで話題を一気にかっさらった、VAIO Pシリーズの後継モデル。モバイルパソコンという事で、今回ファミレスで使い勝手を試してみました。


SONY VAIO P 〜 外形寸法 幅245 x 高さ19.8 x 奥行120(mm) 重量 595g
バッテリーはWiMAXに接続したままで実働3時間。(Sバッテリー使用時)

早速取り出してみると…この小ささ、この軽さ、この薄さ!た、たまりません!最小構成の重量はわずか595gで、なんとiPadよりも軽量。
1kgを越えると、ちょっとした外出では持っていく気になれませんが、これならいつでも持って行けそうな軽さだし、ドライブも全モデルSSD搭載で、振動に強いのも嬉しいところ。

新モデルではデザインが変わり、このピンクも含むビビッドカラーは好みが別れるかな…と思っていたのですが、実物を見るとこれはアリ。
ピンクが鮮やかながらも艶めくブラックが全体の色合いを引き締めていて、実に美しいボディに仕上がっています。いつもながら、ソニーってこういう物欲を刺激するデザインがほんっとに上手いですよね。


カラーは店頭モデルではピンク、ホワイト、オレンジの3モデル。ソニースタイルでは限定カラーのブラック、グリーン、ブラッククロコダイルが選べるようです。グリーンいいな…!


本体を横から見るとわかる、驚異的な本体の薄さ。そしてこの質感が、所有欲を満たしまくります。…って、まだ所有してませんでした。
左側面にはUSBポート、ヘッドフォン、ワイヤレススイッチを装備。


本体前面にはSDカード、メモリースティックDuoスロットを搭載。
天板のVAIOのロゴは、マットなピンクに映えるクローム仕上げ。毎日持ち歩きたくなるような質感はさすがソニーです。


こちらは右側面。ちょっと見づらいですがこちらにもUSB端子を装備。
横にiPhoneを置いてみると、なんと奥行きがほぼ同じ12cm。ジーンズやスーツのポケットにスッとはいるサイズで、急いでいる時すぐにポケットに放り込めるという、今までのパソコンではありえなかった小ささです。

混み合う喫茶店でカウンターしか空いていない、マクドナルドのコンセントのある席はカウンタータイプで奥行きがなくて狭い、新幹線のテーブルが狭くて置きにくい…なんて事は、移動中にパソコンを使う人なら必ず遭遇するシチュエーションですが、VAIO Pの奥行はそんな場合でも快適に使える絶妙なサイズ。

また、奥行きの割に充分な幅があるおかげでキーピッチも広く、長時間のタイピングもとても快適。ノートPCはかさばるし、iPhoneじゃデータ入力しにくいし…というジレンマを、見事に解消しています。

またパソコンを置く場所がない時に便利なモバイルグリップスタイル、盾画面スタイルもあり、電車でwebサイトやドキュメントにさっと目を通すにも良さそう。

ちなみに今回は、Sバッテリーでフル充電の状態から、WiMAXに繋ぎっぱなしで省電力を気にせずあれこれ作業をし続けて、約3時間ほど使い続ける事ができました。大抵の外出なら充分な駆動時間ですし、もっと長時間使うなら容量2倍のLバッテリーにすると、長時間の外出にもよさそうです。

VAIO Pシリーズ 製品情報 〜 ソニー

ところでCMでお尻のポケットにこのパソコンを入れるのを見て、「そんなことしないよ」と思っていたのですが、パソコンとカバンを持って会計する時に、思わず手に持っていたパソコンをお尻のポケットにしまっていました…。この小ささは想像以上に便利です。

WiMAX内蔵で真価が増すモバイルコンピューティング

さて、このVAIO Pシリーズは、なんと全店頭モデルにWiMAXを搭載。ソニースタイルからのオーダーでも、全モデルでWiMAXが搭載可能になっています。

WiMAXとは、UQコミュニケーションズが提供する、高速モバイルデータ通信サービス。それを内蔵しているという事は、データ通信のために新たに機器を買う必要も接続する必要もないということ。

せっかくの小型ノートに、データ通信のために別の機器を一緒に持ち歩くというのはあまりに残念なだけに、必要な通信機器をすでに内蔵しているのは非常に嬉しいものです。


早速WiMAXに接続してみると、本体の受信感度は上々。WiMAX内蔵PCは、本体内部に大きくアンテナスペースを設けられる分、受信感度がいいようです。

このサイズでありながらしっかりとしたWindowsパソコンなので、個人的によく利用している、GoogleのGMail、ドキュメント、リーダー、waveなどのオンラインサービスの全機能が、外出先で当たり前のように使えるのがあまりにも快適。特にGoogleドキュメントはまともに編集しようとすると、今のところパソコンでしかできないんですよね。

iPhoneやiPadはどちらかというとデータを見たり短文を書くにはいい装置なのですが、仕事で必要なファイルを編集したり、長文のドキュメントやメール、先進的なWebサービスの利用には不向き。やはりパソコンとデータ通信サービスは、どうしても欠かせません。


…とか大義名分を並べつつ、オンラインゲームをやっていたりするんですが…。オンラインゲームもPCでしかできないものが多いので、外出時にちょっと遊べるというのも、気に入っている理由の一つ。

…って、これ借り物なのすっかり忘れてました…。
うう、我慢してたのに…飽きるまで貸しといてくれたらいいのに…!

WiMAX経由のSkypeはもはや携帯電話以上の品質

ところでらばQスタッフ間では、コミュニケーション手段としてSkypeをよく使っています。履歴の残るチャット機能や、電話さながらの音声通話、ビデオ通話、サイズ制限のないファイル送信機能、海外通話も無料と…とても便利なサービスで、使わない日はまずありません。

ところがこのSkype、WiMAXでは問題なく使えるのですが、携帯電話事業者が安価に提供している一部のPC向けデータ通信サービスでは、使用が制限されているんですね…。以前それを知らずに危うく契約しそうになりましたが、こういった制限がないのもWiMAXのいいところです。


Skypeでチャット、通話を行っている様子。

早速VAIOにSkypeをインストールしてみると、小型ながらも広い画面と打ちやすいキーボードで、チャットがとても快適。

さらにSkypeで通話をしてみると…驚いた事に、携帯電話で通話しているのと変わらないくらい…いや、もっといいと思える音質で、しかも遅れが殆どありません。低品質のデータ回線だと、お互いの声が実際より遅れて聞こえるため会話がかぶりやすいんですが、WiMAXではそういった事もなく、とても快適な通話でした。

またスピーカーもマイクもVAIOに内蔵されているので、本体のみでハンズフリー通話ができていました。カメラも内蔵していたので、ビデオ通話も本体のみで可能です。これは使える…。


ワイヤレスBluetoothヘッドセット ソニー DR-BT140Q

さらにあると便利なのがこれ、BluetoothヘッドセットのソニーDR-BT140Q。ヘッドフォンとマイクが一体になったもので、Bluetooth内蔵のVAIOと無線で接続して使う事ができる優れもの。

このヘッドセットを接続してSkypeで通話してみると、他人に会話を聞かれることなく、電話のように相手と話す事ができました。

これだと本体とケーブルを接続しなくていいので、VAIOはカバンや胸ポケットにしまって、そのままSkypeで通話できて便利。便利というか、相手がSkypeを使えれば、もはや携帯電話と変わらないような…。

これひょっとして…いや確実に、むちゃくちゃ便利じゃないですか!

スタイルに合わせて柔軟に使えるWiMAX

大抵のデータ通信サービスって縛りがあったり契約が面倒だったり、ましてや内蔵のを買うと、他の機器で使いたい場合には2回線契約をしなければいけなかったり…と、なかなか選ぶのには苦労するものです。

ところがWiMAXの場合、とことん使う人から滅多に使わない人、パソコンやゲーム機など色んなガジェットで使いたい人まで、柔軟に対応できる料金プランが用意されています。


UQコミュニケーションズの料金プラン →詳細
※UQ Flatが1年間月額3,780円になるキャンペーンも(2010/8/1まで)→詳細

使う月・使わない月がばらつく人には、月額380円から上限4,980円のUQ Step、毎月コンスタントに使う人には月額4,480円固定のUQ Flat、さらに滅多に使わない人には、600円で申し込んでから24時間使い放題になる、UQ 1Dayプランが用意されています。

契約手続きは、WiMAXのエリア内でブラウザを開くとWiMAXの契約手続き画面に移動するので、そのままオンラインで契約手続きを行うだけという、とても簡単な仕組みです。

そしてやはりWiMAXで特徴的なのが、機器追加オプション。
VAIOやレッツノートなどのWiMAX内蔵PCや、WiMAX Wifiルータなどの機器を複数使いたい場合、1台当たり月額200円の追加で使用する事ができるという、ちょっと他では類を見ない料金プランです。


UQ Flatで3台の機器を契約した場合の月額料金。他の通信業者で同様の事をしようとすると、殆どの場合3倍の月額料金かそれに近い金額になってしまう。

PSPやiPad、DSなど、殆どの機器で使えるWiMAX Wifiルータは押さえつつ、使い勝手のいいWiMAX内蔵PCも、家専用にも一台…なんて組み合わせは大いにありうるだけに、この仕組みは嬉しいところ。
※2台以上同時に接続する事はできません。最後に接続した機器が優先されます。

WiMAX内蔵PCやWiMAX端末は携帯電話と違い、未契約の端末を通販や家電量販店で自由に購入する事ができるため、買って契約・追加するのも解除・解約するも自由。いわゆる縛りが全然ありません。
唯一契約から30日以内に解約した場合に限り、契約解除料2,100円が発生しますが、まあこれは縛りと言うには軽すぎますね。

つまりWiMAXの場合、欲しい機器があれば自由に買って、自由に契約、追加できるし、機種変更も好きなタイミングでできるのです。

※これはUQコミュニケーションズの料金プランであり、他のMVNO事業者と契約した場合の料金プランは異なる場合があります。
※キャンペーンや特別価格など契約前提で販売されている場合、契約期間や契約可能事業者に制限がある場合があります。

サービスエリアの拡大・改善がかなり進んだWiMAX

WiMAXのサービスエリアを見ると、拡大予定エリアが今までのエリアの細かな穴を埋めるようにも塗られていて、既存エリアの品質向上に努めているようです。

実際に昨年の暮れから使っていますが、エリアの拡張や品質改善は日を追うごとに進んでいるようで、以前は一部途切れやすかった路線も殆ど途切れなくなるなど、実際に使っていて本当に良くなっています。また各主要都市のエリア展開も進み、地方への出張にもかなり使いやすくなりました。

WiMAXの基地局数は2010年4月時点で8,000局を突破し、さらに2011年4月までに倍近い15,000局を目指しているそうで、エリアの拡張・改善の勢いは、はまだまだ続くようです。

参照:サービスエリアマップ

さらに、15日間通信料、登録料、本体レンタル料、送料すべて無料Try WiMAXレンタルサービスも行われているので、一度試してみたいなあ…なんて思われる方は、一度申し込んでみてはどうでしょうか。

また、WiMAX内蔵パソコンは、VAIO Pシリーズの他にも各社から多数のモデルが発売されています。これからパソコンを買おうかな…と考えている方は、WiMAX内蔵のものを買っておくと、いざという時に役立つかもしれませんね。

UQ WiMAX オフィシャルサイト

サービスエリアマップ 事前に行動範囲のエリアをチェック
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WiMAXパソコン、端末一覧 WiMAX対応機器一覧をチェック
各種料金プラン 料金の詳細
UQ Wi-Fi 新幹線や地下鉄、空港などで無線LANサービスが使える無料オプション

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スピードのりかえキャンペーン 他社からWiMAXへの乗り替えで、6000円キャッシュバック

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