あきれるほどの無茶な旅…ジェットスキーでロンドンからニュージーランドまで
世の中にはいろんなおバカさんがいるものですが、無茶をやるにしても必要なのはバイタリティ。そういった情熱をかけることに、共感を覚えたり、感心することもあります。
ロンドンから遥かニュージーランドまでジェットスキーで行くという、なんとも無茶な旅を実行に移したおバカさんが話題となっています。
そんな無茶をしているのは、ジェレミー・バーフットさん(51歳)。
航空会社でパイロットをしているとのことですが、8月1日にロンドンを発ち、1日12時間ほどジェットスキーで進み、向こう4ヶ月をかけて、はるばる南半球のニュージーランドを目指しているそうです。
最初にこのアイデアを思いついたのは同僚のパイロットで、それを聞いた時は「いったい誰がそんなバカをやるんだ?」と言い返したそうですが、二人で世界地図を広げて眺めているうちに、だんだん興味深いと思うようになったと言います。
サメやら天候やら海賊やらのトラブルを考えると、彼の妻もバカだと語っているそうですが、世界記録を作るため彼の決心は固いようです。
このミッションに同行する4人の男性らと、スタンダードサイズのジェットスキーに乗り込み、冒険を記録する機材、安全装備、高カロリー食品、キャンプ用品など最低限の所持品を用意し、そして出発しました。
細かい経路の指定以外に計画はそれほどなく、チームはまず最初にイギリス海峡からオランダ・ロッテルダムへと進み、ライン川やドナウ川を通って黒海にでます。
そこからトルコへ向かい、そしてスエズ運河を通ってエジプトと紅海へ。そのままイエメン、オマーン、パキスタン,インド、スリランカ、シンガポールと進み、その地点で現在のジェットスキー記録の18400kmが破られる見込みです。
インドネシア経由でオーストラリア東海岸のメルボルンへと入り、そしてタスマニア経由で最後はニュージーランドのオークランドに到着する予定です。
計画では11月頃に到着する予定で、長く険しい道のりを乗り越えてほしいと期待されています。
周りからバカだと言われても全く気にしないというジェレミーさんですが、過去に皮膚がんを克服した経験を持ち、ガン予防に目を向けるチャリティも同時に行っているとのこと。
合計で32000kmのアドベンチャーが成功するのかはわかりませんが、とにかく挑戦してみよういう心意気は素晴らしいことではないかと思います。
'Idiot' Kiwi to jetski from London to New Zealand
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