「良き妻」だと多くの心を揺さぶっていた1枚の写真
良き妻の定義がどんなものかわかりませんが、ただシンプルに「良い妻」とだけタイトルのついた、1枚の写真があります。
どんな写真が想像もつかずに見たのですが、何か心に訴えるものがありました。
心を揺さぶられると話題を集めていたその写真をご覧ください。
写真にこれ以外の説明はなく、海兵隊の軍曹の制服を着る男性がその妻と抱擁し、仲間たちがそれを見守っています。
写真の背景にあるものをいろいろ想像することしかできないのですが、彼の失った腕のことや、妻の抱擁ぶりに、いろいろ考えさせられるものがあります。
この写真に対して寄せられていたコメントを一部抜粋してご紹介します。
・彼女はとびきりで、勇気があって、愛らしいに決まっている。
・本当に良き妻だ。だけど誰かが手足をなくしたからといって愛するのを止めたりはしない。それなら最初から愛してなかったってことだ。その海兵と妻に祝福を。
・その写真が撮られたときは彼女は婚約者だった。攻撃で両腕を失い、帰ってきて彼女にプロポーズしたんだよ。その写真は彼女が「YES」と答えた写真だ。
・僕の彼女が病気であまり先が長くないことを知って、まわりの人が僕を奇異に感じることがあるけれど、彼女が病気なことで愛情が薄れたり一緒にいたくなくなったことなんてないんだ。
・良い兵士だ。
・良い海兵だ。
・なんてこった。タイトルを見てサンドイッチか日本の女子高生のセーラー服でも期待してたのに…。自分がバカに思える。
・ちょっとフォローしてあげると、こういった掲示板ではそんな期待をするのも無理はない。
・落ち込める写真だ。若者がよくわからない理由で腕をなくすなんて。
・彼女の気持ちが想像すらつかない。海兵の表情にぐっとくるよ。むしろ悲しくて心にくる。いい写真だよ。
・彼はジョージ・ブッシュ元大統領と握手すべきだね。
・我々の軍隊を帰らせる十分な理由だ。
美しい愛情を感じるとともに、とても悲しい現実です。
戦争の記憶が薄れている平和な日本ですが、世界ではたった今も戦闘が行われています。
終戦の日を迎えるにあたり、考えさせるものがある写真ではないでしょうか。
(2010/8/7)以下の情報を得られたので追記しました。
2010年6月12日、英雄支援プログラムを通じてテキサス州コンロに家を贈られたときのセレモニーで、米国海兵隊の軍曹ジャームズ・“エディー”・ライト(34歳)は、ガールフレンドのコーディ・ファイフに、婚約指輪をもってプロポーズをし、コーディ・ファイフは承諾して彼を抱きしめた。ライト軍曹は、2004年に所属するブラボー・カンパニー第1偵察小隊がイラクのファルージャにて待ち伏せを受けたときの行動に対して、青銅星章を叙勲された。ロケット・グレネード弾が彼の腕を吹き飛ばし、左足の大腿骨を破壊した。創設から4年の間に、このプログラムは、イラクとアフタニスタンで深刻な傷を負った兵士のニーズに完全に適合させた住宅を19軒そろえている。
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