知っておきたい「お腹のやせ方」5つの秘密
年齢が上がると付きやすいがお腹のお肉。
内蔵脂肪は奥深くに埋め込まれるため減らしにくいと思われがちですが、実は新陳代謝が高いため、皮下脂肪に比べて痩せやすいそうです。
でも運動をしているのに、ちっともお腹のぜい肉が取れないなんて人もいるのではないでしょうか。
その理由と、それを変えるダイエットに役立つ知識をご紹介します。
1. 全粒穀物はお腹の肉を落とすのを助ける
最近のアメリカン・ジャーナル調査によると、カロリー計算したダイエットの中で、全粒穀物が肥満の人のウエストラインから多くの脂肪を取り除いたという結果が出ています。
全粒穀物(ぜんりゅうこくもつ)とは、精白などの処理で、糠となる果皮、種皮、胚、胚乳表層部といった部位を除去していない穀物や、その製品である。主に玄米、玄米を発芽させた発芽玄米、ふすまを取っていない麦、全粒粉の小麦を使った食品、オートミール、挽きぐるみのソバなどがある。
全粒穀物 - Wikipedia
2. 不飽和脂肪はお腹をへこませる
不飽和酸脂肪がたっぷりの食事は、お腹の脂肪が蓄積するのを防いでくれるそうです。2007年に糖尿病患者へのケアで発表された研究では、不飽和酸脂肪たっぷりの食事のほうが炭水化物たっぷりの食事よりお腹の脂肪を減らす手助けをしてくれることがわかっています。
ちなみに不飽和酸脂肪はオリーブ(オイル)、ナッツ、アボカドなどに多く含まれています。
3. ストレスが増える=脂肪が増える
ストレスを感じる時に分泌されるコルチゾールと呼ばれるホルモンのレベルが高いと、お腹の脂肪が蓄積されるということが専門家の間では知られています。カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究によると、病気などでストレス感じるとコルチゾールが多く分泌されることから、体重にかかわらずクッシング症候群や重症の鬱病などの人はお腹の脂肪も高いことが判明しています。
お腹の脂肪をとるには、ストレスを減らしたり、良い睡眠をとるところから始めるのがいいようです。
4. トランス脂肪酸には気をつけよう
食事から出来るだけトランス脂肪酸を省きましょう。トランス脂肪酸が特に多く含まれている食品には以下のものがあります。
- マーガリンやショートニング
- インスタント食品
- クラッカー、クッキー、ケーキ類
- ポテトチップス、コーンチップス、ポップコーン
- ファストフードの揚げもの(フライド・チキン、フライド・フィッシュ、フライド・ポテト、ドーナツ)
- ハンバーガー、チーズバーガー
- デザート類
トランス脂肪酸は他の食品に比べて強く体重増加と関わっており、トータルでカロリーをコントロールしていても体重を増加させてしまいます。ウェイク・フォレスト大学ではトランス脂肪酸がお腹まわりの脂肪を増加させることを発見しています。動物実験では不飽和脂肪酸を与えられた猿が1.8%しか体重が増えなかったのに対して、トランス脂肪酸を与えられた猿は7.2%も体重が増えたそうです。
5. 喫煙はお腹の敵
一般的にタバコを吸う人は吸わない人より痩せている傾向があるので、喫煙は細くなると誤解されていますが、実際には喫煙がお腹まわりの脂肪を蓄積させることがわかってきています。イギリス人の男女を対象に行われた調査では、喫煙とお腹の脂肪増加を強く示す結果が出ました。
ダイエットで食べる量だけを減らす人も多いですが、やはり様々な要因が関わっていることがわかります。
ストレスフリーな生活はダイエットに大切なようですが、わかっていても難しいのが悩みどころですよね。
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