エリートだから?姉妹をはねた女性に特別措置がとられたとロシアで議論が巻き起こる
世の中の何もかもが公平でないことは誰もが知っていますが、さすがに見過ごしてはいけないのではないかと言う不公平もあります。
ロシアで交通事故を起こし3年の刑を受けた女性が、2024年までは服役しなくて良いという特別措置が取られたことで、ロシア国内では大きな議論が巻き起こっています。
事件が起きたのは2009年の12月。アンナ・シャヴェンコバ(28歳)の運転する車がコントロールを失い、歩道に突っ込みます。
運悪くそこを歩いていた姉妹をひき、一人はのちに死亡、もう一人は一生を障害者として生きていくことになりました。
映像はコチラ(※事故の映像なので閲覧にはご注意ください。)
さて問題はここからです。
火曜日にこの轢いたシャヴェンコバ被告は地元の裁判所で過失致死罪として、3年の禁固刑を言い渡されました。ところが服役は彼女の子どもが14歳に達する2024年までしなくてもよいという特別措置がとられたのです。
これ対し、ロシアの法律は一般人用とエリート用に分かれているのではないかと大きな批判を受けているのですが、その理由としてシャヴェンコバの母親が政府関係者ということも挙げられているようです。
事故のシーンからはシャヴェンコバが轢いてしまった被害者のことを気にかけず、すぐに救急車ではなく別の人に電話していることも見てとれ、さらに警察にコネがあることで彼女に特別措置がとられたこと、そしてなぜか彼女のアルコールレベルは一切チェックされなかったことなどが、国民の怒りを買っているようです。
過失によって何の罪もない2名の一生を台無しにしたことや、事故後の対応からすると、この特別すぎる措置に批判の目が向けられるのも当然と言えそうです。
亡くなった方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、障害者となってしまった被害者への保障も十分になされることを期待します。
Russian political adviser escapes jail until 2024
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