「車のパッシングライトの意味って最近の若者は知ってるの?」盛り上がっていた掲示板のやりとり
車を運転していると時おり他の車が前からや後ろから、ヘッドライトのハイビームをちかちかと点滅してくることがあります。
このパッシングライトは教習所で習う正しい意味とは別に、慣習や暗黙の了解的に使われていることがほとんどですが、その中に「警察のネズミ捕りを対向車に知らせる」という意味があります。
いわゆる親切心からやる行為ですが、海外掲示板で、「最近の若者(25歳以下)はこの意味の使い方を知らないのでは?」と教えている投稿がありました。
そのやり取りが興味深かったのでご紹介します。
日本でも同様の使われ方をしていることがありますが、やはり暗黙の了解的なルールは若者は知らないのでしょうか。
このこと対して返事・コメントなどがたくさん集まっていましたので抜粋します。
・僕(22歳)はヘッドライトをちかちか光らせるときの理由をいくつか知っているよ。
1. 警察がその先にいる。
2. 鹿。
3. お前のヘッドライトまぶしすぎるだろ、バカ。
4. あんた、ヘッドライトを点けたほうがいいと思うよ。
5. 気をつけろ、なんか悪い事が起きるかもだ。
・最後にオレに誰かがヘッドライトを光らせたときは、その後道路にアヒルの親子連れがいた。よって、「アヒル警告」もそのリストに入れてくれ。
・オレが思うのは「おい、君に知らせたいことがある。が、車の中にいて会話できないので想像してくれ」
・わかるかよ。ヘッドライト点滅のコードがいるぞ。63回点滅で「スピード落とせ、警察がいる」とか、64回点滅で「見晴らしよし、数キロは警察なし」とか。
・オレが最近経験したのは、車同士の変わったハイタッチというやつだ。深夜に田舎の高速を走っていて、丘を超えるとそれほど離れていないカーブにちょうど別の車がいて、お互いを見て同時にヘッドライトを点滅させた。その1秒後に向こうは2度ほとあいさつに点滅させ、オレもそうして通り過ぎた。
・僕も22歳だけど、対向車に警察の存在を知らせることには不安がある。確か17歳くらいのとき、それをやると公務執行妨害になると聞いたことがある。あと1度だけ警察が取り締まりをしていたときに対向車に知らせてあげたら、その対向車が警察だった。怖かった。
・幸運にも、そのこと(警察の存在を知らせること)は、すでにいくつか判例があってアメリカ合衆国憲法修正第一条の下に肯定されている。
・他にもこんな意味もある。
「オレのワイパーって、どうやって動かすんだっけな。このボタンだっけな」
「道路が盛り上がっているところに乗り上げちまって、ハイビームしたように見えたんだ」
「オマエ最低」
「オレ最低」
「オレがこの道路じゃ優先だが、オマエのために他の車を止めてやったぞ、さっさと行け」
「おお、道路に誰もいない。ハイビームで行くぞ、あ、やっぱり誰かいた、ハイビームを下げるよ」
・むしろ年寄りは、車線変更したらウィンカーを消していいってことを知ってるかい?
・若いヤツは車線を移る前にウィンカーを出すってことを知ってるかい?
・中年はとりあえず何か知ってるかい?
・大型トレーラーが追い越していくときはヘッドライトを1回だけ点滅するといい。すると追い抜くのにトレーラー側でトレーラーの後部と車のフロントとの距離が測れるそうだ。サイドミラーだとわかりにくいのでやりやすくなり、追い抜いたあとはお礼のテールライトの点灯をしてくれる。
・友達が言っていたが、夜はハイビームじゃなく、一瞬ライトを消して知らせるのがいいらしい。
・私の車は夜はヘッドライトは消せない。
・手で覆え。
・アラスカではその先にヘラジカがいるという意味だ。
・対向車に警察を知らせたら警官に止められた。チケットは切られなかったけど、「もし我々が君の父親を殺した犯人を追っているところだったらどうするんだね?」と怒っていた。
・そんな方法で父親が死んだのを知りたくないな。
・僕はいつもヘッドライトが点いていない人に知らせるエチケットだと思っていたよ。
こんな風に地域や国によって変わるようで、暗黙の了解というのものの難しさがわかるやりとりです。
実際にどんな意味で使っているか、意味を確認し合う機会があってもいいのかもしれません。
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