出身地をバカにした被告に「その地にある山に登れ」という判決
裁判で有罪となれば、さまざまな罰則を科されますが、その内容が山に登れというのは、さすがめったにないことだと思われます。
アイルランドで別の地域出身の警官を侮辱した男が、その地域にある山に登るよう判事から命じられたそうです。
ひどい罵倒をしたという理由で訴えられたのは、アイルランドのラスマランに住むジョセフ・マッケルウィーを含む3名。
パブの外で警官2人を罵り、アイルランド北西部にあるメイヨー出身の警官をバカにして「メイヨーへ帰れ」と言い放ったようです。
被告は反省しているものの、判事はメイヨーにある山に登るよう命じました。その山はクロー・パトリックと言い、標高764メートルでウェストポート駅から8kmのところにあるメイヨーで3番目に高い山だそうです。
判事は被告にクロー・パトリックに登ったことがあるかを尋ね、その山に登れば、その地域の人々の見方も変化するかもしれないとして、その山に登った後に、もう一度戻ってきて感想を述べるよう命じたのです。
マッケルウィーの弁護人によると、原因は飲酒にあり、本人は反省して警官に謝罪を済ませ、その山に登ることを約束しているとのことです。
来月にも出頭予定で、それまでに山に登ったことを証明するため、判事が用意した質問に答えなければならないそうです。
標高でいうと特別高すぎるわけでも、低すぎるわけでもなく、反省を促すにはちょうどいい気がするユニークで変わった判決ですよね。
果たして登山後の彼に、心境の変化は生まれるのでしょうか。
Irish judge tells man to climb mountain
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