豪華客船のゴルフコースにふくろうが巣作り、危うく海に出航することに…
アナホリフクロウという珍しい鳥が、ゴルフコース上に巣を作ろうと決めたのですが、ひとつ大きな問題がありました。
なんとそこは、巨大な豪華客船の上にあるミニチュアゴルフ場で、もうすぐ海に出航してしまうところだったのです。
世界一大きな豪華客船には贅の限りを尽くした施設が備わっており、ミニチュアゴルフ場もその内のひとつでした。
全長360mもある船には植物や木の茂った公園もあり、フクロウはすっかり本物の自然だと勘違いした模様です。
船はフロリダ州を出発し、カリブ海までクルーズしていくというもので、ちょうど海に出る数時間前に発見されたそうです。
野生動物を保護する職員がどうにか捕獲に成功し、野生へ戻したということですが、人工芝やゴルフ場の広々としたところが彼らが巣を作る都市部の状況とよく似ていたようです。
成長すると体長22cmほどになるアナホリフクロウは、巣や卵など法の下に保護されている珍しい鳥だそうです。
海に出てしまうと次に陸に上がるのは70日後で、フクロウが生活するには適さないことから、出発前に発見できたことは幸運でした。
大半のフクロウは夜行性ですが、このアナホリフクロウは昼間に活動し巣も地上に作るそうで、このことが発見につながったのかもしれません。
Owl who nearly went to sea on cruise ship golf course