ガンで余命6ヶ月と言われ所持品を売り払ったら間違い診断だった
ガンの宣告をされるというのはとてもつらいことです。それも余命があと残りわずかしかないと伝えられたときの気持ちは、想像するに余りあります。
イギリスで男性が余命6ヶ月とガンの宣告を受け、所持品を整理のために売りに出したところ、後でそれが誤診断だということがわかったそうです。
マルコム・マックマホンさん(55)は自分の母親と兄をガンで亡くしていたため、宣告された時も自分の番がやってきたと思ったそうです。
家族の苦しそうな死に際を見ていただけに、自ら命を絶ってしまおうとさえ思ったそうです。
看護婦の手助けを受けながら、病院ではなく自宅で最後を迎えることができると医師が説明する間も落ち着いて聞く事ができたと言います。
恋人はかなりショックを受けたそうで、マックマホンさんは自分がいなくなったあと経済的に辛い思いをしないようにと持っていたアンティークや陶器を売り払っていきました。
すると最初の宣告から3ヶ月経った2度目の検診で、なんとガンではないことを告げられたのです。
幸運だったのはガンでないと知るより前に、家の買い手が現れなかったことでした。飼っていたスタフォードシャー・ブル・テリアの新しい飼い主も見つけ、他の2匹については引き取り手がいなかったので安楽死させる予定でいたそうです。
このことに対し、今のところ病院側はコメントは出していないようです。
ひどい話ではありますが、間違いだったことに憤るのか、死なずに済んで喜ぶべきなのか、こんな時どんな心境になるのか微妙なところです。
Man sold possessions after incorrect terminal cancer diagnosis
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