抗争激化の町で20歳の女子大生が警察署長に就任…メキシコ

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アメリカ・テキサス州と国境を接するメキシコ・チワワ州のプラセディス市では麻薬組織の抗争が激化し、警官や市長が殺害されるなど泥沼の状態となっています。

恐れをなした警官たちの辞職が相次ぎ警察署長のなり手もいないなど、市内は暴力と麻薬の支配する無法地帯だそうです。

そこで新たに署長を募集したところ、名乗りをあげたのはたった一人、弱冠20歳の女子大生だったのです。

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数日前にも警官が凶弾に倒れ、6月には市長や軍人までが殺害されました。

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そして新たな警察署長に就任したのが、20歳の女子大生、マリソル・バジェスさん。

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大学で犯罪学を学んでいると言う彼女は、3人だった署員も13人に増員し治安維持向上に努めるとのことです。

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標的にされるため護衛は2人付くようですが、当然ながら彼女の安否を心配する声も大きいようです。

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1児の母でもあるという彼女。息子が安全に暮らせる町にしたいと抱負を述べていますが、この泥沼の状況を打破することができるのでしょうか。

アメリカに出回るコカインの9割がメキシコ経由で、毎年メキシコでは1万人近くが麻薬の取引ルートを巡る抗争で死亡しているそうです。

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