2010年11月13日 18:44

「10代のセックスや麻薬についてオランダから学ぶべき」と言うアメリカ人の記事に反響多数

 

ベッド
海外と一口に言っても世界は広しで、政治問題から恋愛までトピックごとに文化や土地柄の差があり、国によって特色は大きく変わってきます。

どこの国が正しいと言った判断は難しいとしても、よその国の基準を知ることは参考になるものです。

オランダの10代の性についての扱いを、アメリカ人が感心している記事が話題を呼んでいました。

TIME紙の記事によると、オランダ人は性や麻薬に対し、他の先進国に比べて非常に開放的な捉え方をしており、限定された条件においては大麻の使用と販売が喫茶店で許可されていたり、アムステルダムの赤線地区では堂々と売春が行われているとのことです。

そして、いわゆる実用主義であるオランダでは、刑罰を与えて禁止するよりベターであるという考え方のようで、各種データも彼らの考え方を支える結果となっています。

例えばアメリカでは先月12%の人が大麻を利用したという結果に対し、オランダでは5%に留まっています。

こういった実用的なオランダ人の考え方は青少年の性問題にまで及び、15歳から17歳の子供を持つ親の3分の2が、自宅で恋人と性関係を持つことを許可するとのアンケート結果が2003年に出ています。

そんなことが許可されたらさぞかし淫らで乱れきった10代が増えるかと思う人もいるかもしれませんが、10代の妊娠率、中絶率、性病率は、アメリカに比べるとずいぶん少ないと言います。例えばオランダでは1000人の15歳〜19歳の少女に対し12人の妊娠率で、同様の比較をするとアメリカでは1000人の少女に対し72人の妊娠率だそうです。また、オランダの中絶率はアメリカより20%も低く、アメリカのHIV感染率はオランダの3倍という結果が出ています。

文化や子育ての違いなどもありますが、特に際立って目立ったのがこの10代の性関係に対するオランダ人の姿勢だと言います。大半のオランダ人の親は10代の性関係についての危険性や困難さを控えめに捉え、単に精神的かつ身体的な準備をさせることに重きを置くようです。

このことから、記事では子供は単に性関係を持つべきではないと目をつむってしまうよりも、オランダスタイルのほうが安全なのではないか、と問題の投げかけをしていました。

この記事に対し、海外サイトのコメントも大いに賑わっていました。

一部抜粋してご紹介します。

・問題は社会的な経験というのは、社会経済的な背景を変えないことには簡単に変化させられないってことだ。

・しかしながら汚名のつく実体を非犯罪化させられるなら、慎重な社会をいきなり明るいものにさせる。

・妻と私は3人の娘を全くそのように育てたが、結果には満足している。今やそれぞれのパートナとの関係やそれぞれの姿勢を持つ成熟した大人に成長した。もちろんアメリカとオランダは文化も違うさ。だが一番の違いは包容力より責任転嫁が普及しているってことだ。ここでは社会経済や人々は関係ない。オランダはアメリカほど多様ではないが、移民も多く同種の人々だけではない。とにかく課題となるものは包容力・理解力・教育であって、責任転嫁・刑罰・無視ではない。

・経済や社会的背景というとオランダとアメリカにそんな大差はない。だが性に関する姿勢の差は大きい。それを指摘することはどう間違っているんだ?

・自分が10代の性として学んだ先は、ほぼインターネットからだった。

・アメリカがオランダから学ぶというより、アメリカがどんな姿勢を学ぶかということだ。何かが禁止された、するとカッコいいことになる。もし許可されてるならば、それはたいしたことではなくなる。

・それは正しい。性のことだけではない。アメリカにあるいろんなことについて言えることだ。とにかく「恐れ続けよう?」馬鹿げた真実だ。アメリカに引っ越してきた頃を覚えているが、人の考えうるほぼ全てというくらいタブーの多さに驚いた。今でも驚いたままだが何もかもが行き過ぎなんだ。

・きっと知能があることも禁止になる時代が来たのかもしれない。

・ちょっと…オランダみたいにそこまで行かなくてもいいだろう、ケベックでも充分そんな感じだ。

・アメリカ人としてオランダ人の10代のセックスがどんなものか興味がある。

・承諾が必要なのは16歳からだ。

・イギリスでも16歳だ。そんな辛い思いしてるんだなアメリカ人。それに21歳まで飲めない?みんなそれを守っているのかい?

・アメリカの多くの州でも16歳だと思う。

・21歳になったらかなりアルコール量が少なくなった。禁止されてた時の方が楽しかった。

・私はパンドラの箱を開けてくれる両親を持ったことを感謝している。12歳で人間の性についての本を与えられ、質問があったら尋ねろとテーブルにワインを置いて言われた。15歳のときは性関係を持つなら家でしてくれるほうがいいと避妊具の供給付きで言われた。16歳で麻薬を試してみたいなら合法でできるところに連れていってやると言われた。おかげで反抗する必要がなかった。禁止もされなかったので。

・君は何歳なんだ?それで今もうまく適合してるかい?成功してると思えるかい?その答えを聞いて自分の息子(3歳)の育て方を計画しようと思う。君を実験モルモットにしたい。

・うちの2歳の子はそのように育てよう。

・大学時代、何もかも禁止の厳しい両親のもとに育ったやつらは反動でパーティアニマルになって何も成就しなかった。反対に結構自由で開放的な両親を持つ人々は大学でも成績がよく成功していたと思う。

・オランダ人として言うが、掲示板を見ているとみんな大麻を吸うことに関してかなり差が出ていると思う。掲示板の人々(アメリカ人中心)は大麻に固執しているように思えるが、オランダでは吸えば負け犬だと思われている。

・アメリカに住むオランダ人として言うが、それは正しい。

ポルノ規制が緩いはずの日本では性犯罪が少ないと言った指摘もありますが、安易に禁止してしまうと逆効果になってしまうことも、少なからずありそうです。

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