携帯電話を持ってたのに…小さな島に漂流して救助が来るまで5日間サバイバル
海の上で遭難したり沈没しそうなときは救助を呼ぶに限りますが、すぐに来てもらえる保証などありません。
カリフォルニアで54歳の男性が無人島から帰れなくなり、救助されるまでに5日もかかってしまいました。
ところがこの男性、実は連絡の取れる携帯電話を持っていたと言うのです。
ブライアン・ホッパーさん(54歳)はキャンペーンと称して、1人でビタミン剤やらキャンプ用品やらを積み込み、ゴールデンゲートブリッジを目指してサクラメント・リバーを出発しました。
すると途中で彼の乗る小さな船は裂けてしまい、水漏れで沈みかけた船をどうにか岸に寄せることができました。
救助されるまでの5日間、彼はビタミンやあたりで取れる植物などをかじって、なんとかしのいでいたそうです。
ところが驚いたことに、彼はすぐに連絡をとれる携帯電話を持っていました。
なぜすぐに救助を呼ばなかったかのかという質問に対して、「島で座礁してしまったことを恥ずかしく思い、自分でボートを修理できると思った」「愚かな男が沿岸警備隊に救助されたと思われたくなかった」などと答えています。
助けだされるまではテレビで学んだ知識を元にサバイバルしたと言い、友人に電話をしたときも救助を呼んで欲しいとは頼まず、どんどん状況が悪くなると聞いた友人が心配して沿岸警備隊に救助を求めました。
ホッパーさんのいる地点を見つけるのに、彼が見えるものを手がかりにしたり、携帯電話のプロバイダー情報から三角測量によってシグナルを割り出したようです。
命よりプライドにこだわったホッパーさんですが、無事救助されたときには友人が連絡してくれてよかったと語っており、最初から素直に救急に連絡すべきだったと身にしみたようです。
Stranded man 'embarrassed' to use mobile phone