2010年12月10日 21:00

肌ケアの発想から生まれた頭皮の正しいケア〜書評「発毛・育毛はコロンブスの卵」

 

先日紹介した「 育毛の真理 」の著書である東田雪子氏の4冊目の著書である「 発毛・育毛はコロンブスの卵 」が出版されました。

タレントの山田邦子さんの夫も抜け毛、薄毛の悩みが解消したという本書、実際に読んでみると、育毛だけではなく、そもそもコンプレックスから始まる間違ったケアの恐ろしさ、そして数多くの事例による正しいケアのありかたについて書かれていました。

 

本書では、著者である東田雪子氏が、なぜエステティシャンから転身し、育毛の世界に入ったのか、そして育毛法を確立するまでに何を経験してきたのかについて、詳しく書かれていました。

序盤は、元々はエステティシャンであった著者の、女性の様々な肌トラブルに対する数々の奮闘が綴られているのですが、これが実に興味深い。不可解な肌トラブルの原因を探り、改善していく著者の取り組みがどれだけ大変だったか伝わってくると同時に、女性の美しくありたいという気持ちから始まる、思い込みによる間違ったケアがもたらす結果が実に生々しく、行き過ぎたケアがかえって事態を悪化させるという事を教えてくれます。

そして自身の白髪に悩み、髪の相談も受ける機会も増え、頭皮も肌もその性質は同じという考えのもと、エステティシャンの視点から育毛の理論を徐々に確立。その後、事故でエステティシャンを続けられなくなった事をきっかけに、育毛に専門に取り組むようになった著者。

その後、エステティシャンの経験を元に、薄毛、育毛に特化したシャンプーとコンディショナーを開発し、モニターテストを実施。このエピソードも実に面白く、自分勝手で言う事を聞かなかったり嘘を付くモニターに翻弄されつつも、根気強く正しい育毛法を実践してもらうことで、数多くのモニターや相談者が髪を取り戻すという結果に。

育毛、頭皮改善という狭い範囲でなく、そもそも肌のケアとは…という広い視点から、何が正しく何が間違っているのか、そして思い込みや焦りが引き起こす負の効果など、髪や肌に悩む人が知っておくべき事がまとめられた、考えさせられる内容でした。

「発毛・育毛はコロンブスの卵」 東田雪子 著
発行 角川学芸出版 / 発売 角川グループパプリッシング

また具体的な薄毛、育毛の方法については、前書のこちらに詳しく書かれています。髪に悩んでいる方はこちらもどうぞ。

「育毛の真理」東田雪子 著
発行 角川学芸出版 / 発売 角川グループパプリッシング

 

 
Twitter facebook はてブ コメント ご意見 TB
 
コメント欄を表示する(0)
この記事へのトラックバック
あんてなサイトにブックマークされました。
トラックバックURL
最新記事

スポンサードリンク
以前の記事


らばQは、世界中から役立つ・面白いニュースの話題をお届けするブログサイトです。